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なでしこジャパン、長谷川唯が新たに取り組むこと。半年ぶりの復帰で「ブラジルとスペインに対してできなかったことに…」

text by 編集部 photo by Getty Images

 なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は現地時間10月23日、イタリア女子代表との国際親善試合に向けて、イタリア北部のコモの試合会場でトレーニングを行った。ニルス・ニールセン監督就任後、初めてキャプテンとして代表戦を迎える長谷川唯が試合を前に意気込みを語った。


なでしこジャパン長谷川唯がキャプテンとして指揮官から求められることとは

なでしこジャパンMF長谷川唯

【写真:Getty Images】


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「久しぶりにみんなと会えて合宿も楽しくできていますし、チームとしてやりたいこと、ブラジルとスペインに対してできなかったことに取り組めている良い合宿になっていると思います」

 コンディション不良などの影響で5月のブラジル遠征、6月のスペイン遠征の参加を辞退し、およそ半年ぶりの代表復帰となった長谷川は久しぶりの代表活動でも充実感を口にした。

 長谷川は5月にニールセン監督率いる代表のキャプテンに就任。キャプテンとして求められることについてこう語った。

「フィールド外というよりはフィールドの中で何ができるか求められていると思います。特に普段のプレーもそうですけど、チームがうまくいかないときにどうしたらいいかの修正は求められていると思う。

 自分の得意とする部分でもあるので、そこは出して行けたらいいと思っています」


 ニールセン監督は、就任から東アジアE-1選手権後までの期間を、選手にチームコンセプトを伝える「第1段階」と表現。これから来年3月に行われるAFC女子アジアカップオーストラリア2026までを「第2段階」とし、より勝ちにこだわっていくこととなる。

 長谷川は新たに取り組んでいることとして、「やりたいことは変わりなく続けて、今まで通りボールを保持するためにどういうポジショニングをとるのか、守備のところでなるべく前の高い位置でボールを取りに行くことにはチャレンジしていきたいです」とし、さらに続けた。

「本当に第2段階で一番変わるのは結果にこだわることだと思う。ここからワールドカップに向けてアジアカップも含めてですけど、若いチームでもあるので、たくさんの勝ちを経験して勢いはつけていきたいなと思います」

 この欧州遠征でも否が応でも勝利という結果が求められる。まずは日本時間25日未明に行われるイタリア女子代表戦でその「第2段階」の良いスタートを切れるのか。 

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