北アメリカのプロサッカーリーグであるメジャーリーグサッカー(MLS)が、数多くのスター選手を抱えているのは周知の事実だ。各クラブの富豪オーナーは獲得した世界的ビッグネームたちに高額な給料を支払っているが、その額は我々の想像を超えるスケール感を誇る。今回は、そんなMLSの最新推定年俸ランキングを紹介する。※最新推定年俸は『MLS選手協会(MLSPA)公式サイト』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは10月24日時点。[1/5ページ]
5位:ジョルディ・アルバ(元スペイン代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1989年3月21日
所属クラブ:インテル・マイアミ
推定年俸:600万ドル(約8.9億円)
2025リーグ戦成績:30試合6得点11アシスト
ランキング5位は、世界を代表する名サイドバックの一人、ジョルディ・アルバとなった。
下部組織時代から過ごすバレンシアでプロデビューし、メキメキ頭角を現したアルバは、2012年に古巣バルセロナに移籍。ここからの活躍は凄まじかった。
圧倒的な走力と、DFらしからぬテクニックに戦術眼を備えていたアルバは、瞬く間に左SBのレギュラーに定着。バルセロナでは通算450試合以上に出場し、実に99ものアシストを記録した。
とくにリオネル・メッシとの相性は抜群。アルバのマイナスへの折り返しから、世界を代表するエースがネットにボールを突き刺すシーンは、幾度となく見られた。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)をはじめ、数々のタイトルをバルセロナに残したアルバは、2022/23シーズンを最後に同クラブを退団。
その後、盟友メッシの後を追うように、インテル・マイアミに渡った。年俸は600万ドル(約8.9億円)と高額だ。
アメリカ合衆国の地でも、アルバの存在感に陰りはない。
昨季、そして今季ともにリーグ戦では2桁アシストに到達。メッシとのコンビネーションも相変わらず目立っており、バルセロナ時代を想起させている。
そんなスペイン人DFは、今季限りでの現役引退を発表した。
メッシとのコンビを見られるのもあと少し。「これからは誰があのマイナスのパスを出してくれるんだ?」と、誰よりもアルゼンチン人FWがアルバとの別れを悲しんでいる。