北アメリカのプロサッカーリーグであるメジャーリーグサッカー(MLS)が、数多くのスター選手を抱えているのは周知の事実だ。各クラブの富豪オーナーは獲得した世界的ビッグネームたちに高額な給料を支払っているが、その額は我々の想像を超えるスケール感を誇る。今回は、そんなMLSの最新推定年俸ランキングを紹介する。※最新推定年俸は『MLS選手協会(MLSPA)公式サイト』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは10月24日時点。[2/5ページ]
4位:イルビング・ロサノ(メキシコ代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1995年7月30日
所属クラブ:サンディエゴFC
推定年俸:600万ドル(約8.9億円)
2025リーグ戦成績:27試合9得点8アシスト
今季からメジャーリーグサッカー(MLS)に参戦したイルビング・ロサノが、最新推定年俸ランキングで4位にランクインした。
サンディエゴFCで推定年俸600万ドル(約8.9億円)を受け取っているメキシコ代表のウインガーは、加入初年度から高い得点力を発揮。早くもMLSを代表するスターとなっている。
母国メキシコのパチューカでプロになったロサノは、2017年7月にPSVへ完全移籍で加入。
移籍初年度からエールディヴィジで29試合に出場して17得点11アシストをマークすると、すぐさま移籍市場の人気銘柄となった。
2019年8月、ロサノがステップアップの場所に選んだのはイタリアのナポリだった。
ここでも移籍初年度からチームに馴染むと、コッパ・イタリア制覇を経験。2022/23シーズンには、クラブの33年ぶり3回目となるセリエA優勝に貢献した。
欧州のディフェンダー達を翻弄したロサノの変幻自在のドリブルは、MLSでもいかんなく発揮されている。
ウイングを主戦場とする選手が1シーズンで9得点も決めてくれるのだから、サンディエゴFCを率いるマイキー・ヴァラス監督にとっては実に頼りになる存在だろう。
9億円近い給料はもちろん高額だが、クラブからすれば成功を収めるうえでの必要経費として十分許容できる金額なのかもしれない。