北アメリカのプロサッカーリーグであるメジャーリーグサッカー（MLS）が、数多くのスター選手を抱えているのは周知の事実だ。各クラブの富豪オーナーは獲得した世界的ビッグネームたちに高額な給料を支払っているが、その額は我々の想像を超えるスケール感を誇る。今回は、そんなMLSの最新推定年俸ランキングを紹介する。※最新推定年俸は『MLS選手協会（MLSPA）公式サイト』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは10月24日時点。［4/5ページ］
2位：セルヒオ・ブスケツ（元スペイン代表）
【写真：Getty Images】
生年月日：1988年7月16日
所属クラブ：インテル・マイアミ
推定年俸：849万9996ドル（約12.6億円）
2025リーグ戦成績：33試合0得点8アシスト
メジャーリーグサッカー（MLS）の最新推定年俸ランキングも、2位になると金額がグンと上昇する。
849万9996ドル（約12.6億円）もの推定年俸を受け取っているのは「世界のサッカーシーンを変えたボランチ」として後世に語り継がれるであろうセルヒオ・ブスケツ。
この男が高額な給料を受け取っていることに、異論を挟む余地はないだろう。
バルセロナの育成組織『ラ・マシア』でサッカーのいろはを学んだブスケツは、2008/09シーズンにトップチームへ昇格する。
2007/08シーズンにバルセロナBで指導を受けたジョゼップ・グアルディオラ監督に重用され、以後は“バルセロナの心臓”と称されるまでに成長していく。
決して足が速いわけでもなければ、強靭なフィジカルがあるわけでもない。
それでも、類まれな視野の広さと抜群のテクニック、パスルートを読む戦術眼によって、ブスケツは世界最高のボランチとして認知されるようになっていく。
バルセロナでは公式戦通算722試合に出場して18得点46アシストをマーク。公式通算700試合出場を達成したクラブ史上3人目の選手となった。
2023年7月にインテル・マイアミへ加入したブスケツは、バルセロナ時代の同僚であるリオネル・メッシやルイス・スアレス、ジョルディ・アルバと再び共演を果たした。
2023シーズンにはリーグスカップのタイトルをクラブにもたらした。
9月26日には自身のインスタグラム公式アカウントを通じて現役引退を発表。偉大な選手がまた1人、ピッチを去ることになる。
