北アメリカのプロサッカーリーグであるメジャーリーグサッカー(MLS)が、数多くのスター選手を抱えているのは周知の事実だ。各クラブの富豪オーナーは獲得した世界的ビッグネームたちに高額な給料を支払っているが、その額は我々の想像を超えるスケール感を誇る。今回は、そんなMLSの最新推定年俸ランキングを紹介する。※最新推定年俸は『MLS選手協会(MLSPA)公式サイト』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは10月24日時点。[2/5ページ]
9位:ジョナタン・バンバ(コートジボワール代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1996年3月26日
所属クラブ:シカゴ・ファイアー
推定年俸:500万ドル(約7.4億円)
2025リーグ戦成績:34試合5得点4アシスト
23歳でやって来たケヴィン・デンキー(同ランキング10位)もそうだが、近年はキャリア最盛期にメジャーリーグサッカー(MLS)入りする選手を見かけることが多くなった。
28歳の時にシカゴ・ファイアーへ加入したジョナタン・バンバもそういった選手の1人だ。
同クラブはコートジボワール代表ウインガーにMLS最新推定年俸ランキング7位に相当する推定年俸500万ドル(約7.4億円)を支払っている。
フランスの都市・アルフォールヴィルで生まれたバンバは、2015年1月にアカデミーから在籍したサンテティエンヌでトップチームデビューを果たした。
その才能が爆発的に開花したのはLOSCリール時代(2018年7月~2023年7月)で、緩急をつけたドリブルは切れ味抜群。
ジョナタン・イコネ、ジョナサン・デイヴィッドと組む前線は“Jonathanトリオ”と恐れられ、リーグ・アンを席巻した。
リールでの活躍で一躍注目を浴びる存在になったバンバだが、その後に在籍したセルタ・デ・ビーゴではこれといったインパクトを残せなかった。
だが、2025年1月にシカゴ・ファイアーと契約を結ぶと、今季は34試合で5得点4アシストをマーク。リール時代を彷彿とさせるような鋭いドリブルが復活した。
圧倒的な身体能力を前面に押し出すバンバのプレースタイルは、フィジカルとスピードが重視されるMLSの特性とぴったり符合する。
来季も安定した活躍ができれば、現在の7億円超えの給料はさらなる上昇曲線を描くだろう。