現在多くの日本人選手が欧州の舞台でプレーすることが主流になり、世界トップの選手と共闘する機会が増え始めている。サウサンプトン時代のファン・ダイクと吉田麻也のように有名になる前の選手とチームメイトだった日本人プレーヤーも存在する。そこで今回は、一流になる前のスーパースターとかつて戦友だった日本人選手を紹介する。※成績は24日時点の『transfermarkt』を参照。[3/5ページ]
内田篤人(うちだ・あつと)

【写真:Getty Images】
生年月日:1988年3月27日(37歳)
元チームメイト:レロイ・サネ(現在:ガラタサライ)
チームメイトだった時期:2013/14~2015/16シーズン
当時の所属クラブ:シャルケ04(ドイツ)
所属クラブでの公式戦通算成績:153試合2得点18アシスト
2010年の夏から7年間シャルケに在籍した内田篤人は、現在のスーパースターがまだ若手で無名だった頃に同クラブで共闘している。
内田の元チームメイトとして有名なのは、マヌエル・ノイアーだろう。
長年に渡り、バイエルン・ミュンヘンの絶対的守護神として活躍する同選手とのエピソードは多くの人が知っている。。
そして、他のチームメイトの中には、当時まだ18歳のレロイ・サネもいた。
2013/14シーズンに加入したサネは、シーズンを重ねるごとに成長を遂げ、2016年夏にはマンチェスター・シティへ移籍する。
さらに、2020年夏にはドイツ王者であるバイエルン・ミュンヘンに渡り、両クラブで多くのタイトルを獲得している。
一方で内田は、2013/14シーズンの後半に負傷。その後のシーズンも怪我に悩まされ、ピッチから離れる期間が増えてしまう。
それもあって、内田とサネがともにスタメン出場を果たす瞬間はほとんどなかった。
そして、内田は2017年夏に長年所属したシャルケを去り、新天地としてウニオン・ベルリンを選択。
しかし、その半年後にはプロキャリアを始めた鹿島アントラーズへ復帰している。
7年半ぶりにJリーグに復帰した内田は、初年度にクラブ史上初のAFCチャンピオンズリーグ(現:AFCチャンピオンズリーグエリート)を制覇。タイトル獲得に大きく貢献した。
そんな内田は、怪我の影響もあって32歳で現役を引退した。
現在、ドイツ代表や各国で活躍するスーパースターたちがかつて在籍していたシャルケで、数々の功績を残した内田は、過去と現在見ても日本屈指の右SBの1人で間違いないだろう。