日本の女子プロサッカーリーグであるWEリーグは5年目を迎え、2025/26シーズンの半分が終了した。昨季の総入場者数は28万2221人と過去最高の数字となり、これからの女子サッカー人気に繋げたいところだ。今回は、ピッチ外でも話題を呼んだ現役のWEリーガー10人を紹介する。［2/5ページ］
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MF：眞城美春（しんじょう・みはる）

所属クラブ：日テレ・東京ヴェルディベレーザ
生年月日：2007年2月5日（18歳）
今季リーグ戦成績：11試合3得点

　昨季のWEリーグクラシエカップ開幕戦でトップチーム公式戦デビューを果たしたU-19日本女子代表の眞城美春は、すでにA代表にも招集されている天才MFだ。

　浜野まいかがコンディション不良で離脱したことに伴い、4月5日に追加招集の形でA代表に初選出された。

　同日に開催された国際親善試合のコロンビア女子代表戦は登録が間に合わず、メンバー外だったが、4月8日の非公式で行われたトレーニングマッチで初先発を果たす。

　公式記録には残らなかったが、A代表として初出場した、後半アディショナルタイム（AT）にいきなりゴールを決め、一躍注目を集めた。

　昨季はWEリーグで18試合に出場し4得点を記録。主力としてチームのWEリーグ初優勝にも貢献した。

　今季もキャリアハイに迫る3ゴールをマークしており、順調に成長を続けている。

　WEリーグアウォーズでは、元なでしこジャパンで大先輩の岩渕真奈氏から振られ、優勝直後に披露した「バモだよ、バモ（元ネタは東京ヴェルディMF齋藤功佑）」と叫び、10代とは思えないメンタルの強さも発揮している。

　来年開催されるU-20女子ワールドカップでは主力としての活躍も期待され、国内での3連覇を目指すベレーザにとって欠かせない18歳である。

　今後の活躍から目が離せない選手だ。