日本の女子プロサッカーリーグであるWEリーグは5年目を迎え、2025/26シーズンの半分が終了した。昨季の総入場者数は28万2221人と過去最高の数字となり、これからの女子サッカー人気に繋げたいところだ。今回は、ピッチ外でも話題を呼んだ現役のWEリーガー10人を紹介する。[4/5ページ]
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MF:成宮唯(なるみや・ゆい)

【写真:Getty Images】
所属クラブ:INAC神戸レオネッサ
生年月日:1995年2月22日(30歳)
今季リーグ戦成績:11試合4得点
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7月のE-1サッカー選手権でなでしこジャパンに復帰した成宮唯は、インスタグラムで趣味である海釣りの様子をアップし、話題を呼んでいる。
自ら釣った魚を捌き、料理まで作る生粋の釣り好きだ。
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースから移籍し、2021年からINAC神戸レオネッサでプレーする成宮は、すぐにチームにフィット。2022/23シーズンから背番号10を背負い、昨季はキャリアハイとなる7ゴールを挙げ、存在感を示した。
今季も11試合で4得点をマークし、宮本ともみ新監督のもとでINAC神戸に欠かせない選手として活躍している。
ゴール前でのアイディアが豊富で、相手DFが予想もできないようなプレーで翻弄する。
精度の高いパスやシュートに加え、ドリブルも持ち味だ。
今季のWEリーグ第7節、三菱重工浦和レッズレディース戦では圧巻のゴールを記録した。
ペナルティエリア内でボールを受けると、ゴールから逃げるようにドリブルで運び、最後は倒れながら右足のシュート。これがゴール右の狭いスペースに決まり、チームに同点弾をもたらした。
成宮の特徴が最大限に発揮されたシーンで、決定力の高さが際立った。
INAC神戸の背番号10は今季、チームを2度目のリーグ優勝に導くことができるのだろうか。