サッカー日本代表は、14日に行われたブラジル代表との国際親善試合で歴史的な初勝利を手にした。彼らは長らく日本代表を苦しめてきたが、逆に得意としているチームもある。今回は、日本代表の歴史において無敗が続く国々を紹介する。※戦績は『transfermarkt』を参照。2試合以上戦った国が対象[1/5ページ]
カメルーン代表

【写真:Getty Images】
対戦回数:5回
戦績:3勝2分0敗
最後の対戦:2020年10月9日
日本代表は、FIFAワールドカップ(W杯)に8度出場した経験があるアフリカ屈指の強豪、カメルーン代表にこれまで一度も負けたことがない。
通算対戦成績は5試合で3勝2分と大きく勝ち越している。その上で一度も失点をしたことがないというのは、意外なデータと言えるかもしれない。
最も強く印象に残っている同国との対戦は、2010年に行われた南アフリカW杯の初戦だろう。
岡田武史監督が率いていた当時の日本代表は、W杯直前に行われた4つの親善試合で全敗。対カメルーン対策で組まれたコートジボワール代表戦も完敗だった。
当時のカメルーン代表には、2009/10シーズンのインテルでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制したサミュエル・エトーが絶対的なエースとして君臨しており、世界的なスター選手である彼をどのように止めるかが勝負のカギを握ると思われていた。
この難しい試合で後にセリエAでプレーする長友佑都と本田圭佑が躍動。39分に決まった本田のゴールを鉄壁の守備陣が守り切り、1-0での勝利を飾った。
直近では2020年10月に対戦。同年は新型コロナウイルスの世界的なパンデミックにより代表戦の開催が困難で、カメルーン代表戦がおよそ1年ぶりの代表活動だった。
中立地のオランダでの開催となったこともあり、海外組のみの編成に。試合はスコアレスドローに終わっている。