サッカー日本代表は、14日に行われたブラジル代表との国際親善試合で歴史的な初勝利を手にした。彼らは長らく日本代表を苦しめてきたが、逆に得意としているチームもある。今回は、日本代表の歴史において無敗が続く国々を紹介する。※戦績は『transfermarkt』を参照。2試合以上戦った国が対象[2/5ページ]
ギリシャ代表

【写真:Getty Images】
対戦回数:2回
戦績:1勝1分0敗
最後の対戦:2014年6月20日
日本代表は、2000年代から2010年代にかけて堅守を武器に国際大会で結果を残していたギリシャ代表に敗れたことがない。
両国が初めて対戦したのが、2005年にドイツで行われたFIFAコンフェデレーションズカップだ。
日本代表はAFCアジアカップ2004の王者として、ギリシャ代表はUEFAユーロ2004(欧州選手権)の王者として同大会に臨んでいる。
試合は両国ともに決定力を欠く展開となったが、途中出場の大黒将志が決勝ゴールを決めて勝利した。
2度目の対戦は、2014年に行われたFIFAワールドカップ(W杯)ブラジル大会でのグループリーグ第2戦だ。
日本代表は、コートジボワール代表との初戦を落とした中で勝利が必須の状況だったが、結果はほぼ負けに近いスコアレスドローだった。
35分にエースのコンスタンティノス・ミトログルが負傷交代、38分に主将のコスタス・カツラニスが2枚目のイエローカードで退場と、日本代表が優位に立ったと思われたが、最後までネットを揺らすことができなかった。
なお、グループリーグ最終戦でコートジボワール代表に勝利したギリシャ代表はベスト16に進出。一方の日本代表はコロンビア代表に1-4の大敗を喫し、未勝利のままブラジルを去っている。
対ギリシャ代表戦は無敗ながらも、日本代表が国際大会で苦戦する傾向にある守備が堅いチームということもあり、決して相性が良い相手とは言えないかもしれない。