サッカー日本代表は、14日に行われたブラジル代表との国際親善試合で歴史的な初勝利を手にした。彼らは長らく日本代表を苦しめてきたが、逆に得意としているチームもある。今回は、日本代表の歴史において無敗が続く国々を紹介する。※戦績は『transfermarkt』を参照。2試合以上戦った国が対象[4/5ページ]

スコットランド代表

対戦回数：3回
戦績：1勝2分0敗
最後の対戦：2009年10月10日

　一時はFIFAワールドカップ（W杯）の常連国だったスコットランド代表だが、1998年のフランス大会を最後に世界最高の舞台に立つことができていない。

　UEFAユーロ1996（欧州選手権）大会から2019年大会まで出場を逃すなど、近年は国際大会への出場を果たすことができていなかった。

　言わば“暗黒期“を迎えていたスコットランド代表に対して、日本代表は好成績を収めている。

　最後に対戦したのは16年前の2009年10月。翌年に控えた南アフリカW杯を見据えた強化試合としてマッチメイクされ、当時代表経験が浅かったGK川島永嗣やMF本田圭佑らがスタメンに名を連ねた。

　試合は拮抗した展開となったが、84分にオウンゴールで日本代表が先制に成功。90分には本田の代表通算2点目が生まれて2-0で勝利した。

　この試合を最後に日本代表との対戦は遠ざかっている。その間にスコットランド代表は地道ではありながらも強化を続け、UEFAユーロ2021で久々の欧州大会復帰を果たす。

　来年に行われる北中米W杯に向けての予選では、首位デンマーク代表と同じ勝ち点で2位につけており、11月に行われる最終節での直接対決の結果次第では28年ぶりのW杯出場権を掴むことになる。