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フォーカス 2か月前

最も上がったのは? 日本人、市場価値の上昇率ランキング1~5位。いまノリに乗る男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 2025年も残すところ約1ヶ月。今年も多くの選手の台頭があった。では、その中で最も価値を高めた日本人は誰なのか。今回は、今年1月から10月31日時点における、市場価値の上昇率ランキングを紹介する。※データは『transfermarkt』を参照[4/5ページ]
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2位:北野颯太(きたの・そうた)

ザルツブルクの北野颯太
【写真:Getty Images】

生年月日:2004年8月13日(21歳)
所属クラブ:ザルツブルク(オーストリア)
25/26シーズンリーグ戦成績:9試合3得点2アシスト
市場価値の変動:45万ユーロ(約7700万円)→250万ユーロ(約4.3億円)
市場価値の増加額:205万ユーロ(約3.5億円/455.6%UP)

 2位にランクインしたのは、6月にオーストリアに渡った北野颯太だ。

 小学年代からセレッソ大阪の下部組織に所属していた北野は、2022年にプロ契約を結ぶ。

 怪我などがあった中でもリーグ戦19試合に出場し、得点やアシストはなかったものの、1年目から多くピッチに立ち経験を積んだ。

 それ以降のシーズンでは徐々に結果を残し始め、途中退団した2025年には、19試合で4得点4アシストとチームの中心選手へと成長した。

 そんな北野は、6月にセレッソ大阪の先輩でもある南野拓実がかつて所属していたザルツブルク(オーストリア)へ完全移籍する。

 初の海外移籍となった北野は、加入直後に行われたFIFAクラブワールドカップ(CWC)2025のメンバー入りを果たすと、第2戦のアル・ヒラル戦でピッチへ。

 わずかな時間しかプレーできなかったため、ゴールやアシストは残せなかったものの、20歳(当時)にして世界の舞台を経験することができた。

 その北野は、8月のリーグ開幕戦でスタメン出場。いきなり、ブンデスリーガ(オーストリア1部)初ゴールを記録した。

 その後も継続的に試合に出続けた北野は、直近のリーグ戦第11節オーストリア・ウィーン戦で1ゴール1アシストを記録。現地メディア『Krone Zeitung』で最高点となる「6点」を受けている。(最高が6点、最低が1点)

 そんな北野の1年間の市場価値上昇率は、455.6%となっている。

 年齢やクラブでの重要度を考えると次の更新でさらに金額が上がっても不思議ではないはずだ。

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