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最も上がったのは? 日本人、市場価値の上昇率ランキング6~10位。いまノリに乗る男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 2025年も残すところ約1ヶ月。今年も多くの選手の台頭があった。では、その中で最も価値を高めた日本人は誰なのか。今回は、今年1月から10月31日時点における、市場価値の上昇率ランキングを紹介する。※データは『transfermarkt』を参照[2/5ページ]
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9位:佐藤龍之介(さとう・りゅうのすけ)

佐藤龍之介
【写真:Getty Images】

生年月日:2006年10月16日(19歳)
所属クラブ:ファジアーノ岡山
2025シーズンリーグ戦成績:25試合6得点1アシスト
市場価値の変動:20万ユーロ(約3400万円)→55万ユーロ(約9400万円)
市場価値の増加額:35万ユーロ(約6000万円/175.0% UP)

 9位にランクインしたのは、ファジアーノ岡山に育成型期限付き移籍中の佐藤龍之介だ。

 FC東京U-18出身の佐藤は、昨季トップチームデビューを果たす。

 しかし、タレント揃いの同クラブで出場機会を得ることが出来ず、今季は岡山へ渡る。

 その岡山では、得意としていた攻撃的ポジションだけでなく、ウイングバックという新たな役割にも挑戦。そんな中でも25試合6得点1アシストを記録している。

 また、豊富な運動量と球際の強さを発揮し、守備面でも存在感を示している。

 そんな岡山での活躍が評価され、6月シリーズのFIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選に臨むサッカー日本代表に初招集される。

 そして、インドネシア戦ではA代表デビュー。18歳237日という、史上4番目の若さでピッチに立った。

 さらに7月に行われた東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会(E-1選手権)では、全試合に出場。得点を奪うことは出来なかったものの、物怖じしないプレーや卓越したドリブルを披露した。

 その佐藤は、U-20日本代表でも主力選手として活躍。2月に行われたAFC U-20アジアカップでは、準決勝を除く全試合でスタメン出場している。

 また、9月に行われたFIFA U-20ワールドカップ(W杯)でも、第3戦を除いて全試合先発起用と、世代別の中で絶対的な信頼を得ているのがわかる。

 岡山での活躍、日本代表デビュー、世代別代表でのプレー。まさに今年は、佐藤にとって飛躍の年だった。

 それは数字にも現れており、1月から現在までの間で市場価値が175.0%上昇。55万ユーロ(約9400万円)まで伸ばした。

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