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フォーカス 2か月前

最も上がったのは? 日本人、市場価値の上昇率ランキング6~10位。いまノリに乗る男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 2025年も残すところ約1ヶ月。今年も多くの選手の台頭があった。では、その中で最も価値を高めた日本人は誰なのか。今回は、今年1月から10月31日時点における、市場価値の上昇率ランキングを紹介する。※データは『transfermarkt』を参照[3/5ページ]
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8位:安部大晴(あべ・たいせい)

安部大晴
【写真:Getty Images】

生年月日:2004年6月7日(21歳)
所属クラブ:FCルツェルン(スイス)
25/26シーズンリーグ戦成績:10試合0得点0アシスト
市場価値の変動:35万ユーロ(約6000万円)→100万ユーロ(約1.7億円)
市場価値の増加額:65万ユーロ(約1億円/185.7% UP)

 今夏欧州に期限付き移籍した安部大晴が、8位にランクインした。

 V・ファーレン長崎の下部組織出身の安部は、U-12から同クラブ一筋で成長してきた。

 2022年にはトップチームに加入し、シーズンを重ねるごとに出場機会を増やす。今季は副キャプテンを任されていた。

 そんな安部は、7月にスイス1部リーグのFCルツェルンに期限付き移籍する。

「スイスの地で一層成長し、将来的には長崎から育った日本代表選手として、また皆さんの前でプレーできる日を目指して日々頑張ってきます」(クラブ公式から抜粋)とコメントを残し、長年所属した長崎から欧州へと羽ばたいた。

 海外初挑戦となる安部は、リーグ開幕戦こそ途中出場だったものの、それ以降は、全試合スタメン出場と早くも地位を確立している。

 コメント通り新天地で成長を見せる安部の市場価値は、わずか4カ月で2.5倍の100万ユーロ(約1.7億円)に到達した。

 また、1月からの上昇率を見てみると、185.7%を記録。スイスでのプレーが、評価されていることを証明している。

 長崎が誇る“至宝”のルツェルンへの移籍期間は、来年の6月までとなっている。

 それまでの間に、自分の価値を見出し結果を残すことが出来れば、正式に同クラブの一員に加わることができるかもしれない。

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