2025年も残すところ約1ヶ月。今年も多くの選手の台頭があった。では、その中で最も価値を高めた日本人は誰なのか。今回は、今年1月から10月31日時点における、市場価値の上昇率ランキングを紹介する。※データは『transfermarkt』を参照[5/5ページ]
——————————
6位:佐野海舟(さの・かいしゅう)

【写真:Getty Images】
生年月日:2000年12月30日(24歳)
所属クラブ:マインツ(ドイツ)
25/26シーズンリーグ戦成績:8試合1得点2アシスト
市場価値の変動:700万ユーロ(約12億円)→2500万ユーロ(約43億円)
市場価値の増加額:1800万ユーロ(約31億円/257.1%UP)
6位にランクインしたのは、直近の日本代表で最も注目されている選手でもある佐野海舟だ。
2023年に加入した鹿島アントラーズで頭角を現した佐野は、瞬く間にJ1屈指のボランチへと進化し、鹿島加入から1年半という短い期間で海外への門を開いた。
2024年の夏にマインツへ移籍した佐野は、リーグ開幕戦からスタメンに抜擢されると、その後も全試合で先発起用と、海外初挑戦とは思わせない活躍ぶりを見せた。
また、今季においてもここまで公式戦全試合フル出場を果たし、昨季成し遂げられなかった得点とアシストをリーグ戦第4節で記録している。
そんな佐野は、サッカー日本代表でも存在感を放つ。
6月シリーズのFIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選において約1年半ぶりの招集を果たすと、9・10月の国際親善試合でも全試合に出場した。
攻守において高い貢献度を見せ、第2の“遠藤航”といわせんばかりの活躍を見せた。
その佐野の市場価値は、マインツ加入直後(2024年10月時点)は推定250万ユーロ(約4.3億円)だったが、現在は推定2500万ユーロ(約43億円)と10倍の金額になっている。
また、1月から現在までの上昇率は257.1%と記録されている。
ここ1年で大幅に成長し、評価を高めた佐野が、来年行われるW杯で世界の強豪相手に持ち味を存分に発揮できれば、間違いなく世界中が注目するに違いない。
【関連記事】
【写真】欧州日本人選手、高額年俸ランキング1〜10位 2025年最新版
使いません!? 日本人選手を干した名監督6人
どうして…。20代で引退した日本の超才能6人