セリエA第10節が3日に行われ、ジェノアはアウェイでサッスオーロと対戦し、2-1で初勝利を収めた。パトリック・ヴィエラ監督の解任を受け、U-17チームを率いていたドメニコ・クリッシトが暫定監督を務める中、レオ・エスティゴーアが後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを決め、劇的勝利をもたらしている。
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ジェノアが今季初勝利で最下位脱出!
ジェノアは第9節を終えて3分け6敗、勝ち点3で最下位に沈み、1日にヴィエラ監督を解任。U-17チームを率いていたクリッシトを暫定監督に任命していた。
試合は前半18分に動く。コーナーキックの流れから、相手GKのパンチングでクリアされたこぼれ球を、ウクライナ代表MFルスラン・マリノフスキーがトラップ。
浮き球を左足で振り抜いたシュートがゴールネットを突き刺し、先制点となった。
後半開始直後の47分、ドメニコ・ベラルディに同点弾を許し、試合は振り出しに戻る。
引き分け濃厚と思われた後半アディショナルタイム、ドラマが生まれる。
敵陣右サイドで得たフリーキックから、スペイン人DFアーロン・マルティンが左足でゴール前にクロスを送ると、ノルウェー代表DFレオ・エスティゴーアが頭で合わせてネットを揺らした。
このゴールが決勝点となり、ジェノアが土壇場で貴重な今季初勝利を手繰り寄せた。
今季初めての白星を獲得したジェノアは、勝ち点を6に伸ばして最下位を脱出し、18位に浮上した。
なお、今季未勝利で勝ち点4のフィオレンティーナが最下位に転落している。
