欧州では新シーズンの開幕からおよそ3カ月が経過した。だが、夏の移籍市場で所属クラブを離れた選手や、シーズンが始まってから契約を解除した選手の中には、いまだ新天地を見つけられずにいる者も少なくない。今回は、『transfermarkt』のデータをもとに、現在フリーの選手の中で市場価値が高い選手をランキング形式で紹介する。※市場価値および各種データは、11月4日時点の『transfermarkt』を参照。[5/5ページ]
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1位:冨安健洋(日本代表)
生年月日:1998年11月5日(27歳)
前所属クラブ:アーセナル(イングランド)
24/25リーグ戦成績:1試合0ゴール0アシスト
市場価値:1600万ユーロ(約27億2000万円)
サッカー日本代表の冨安健洋は、7月4日にアーセナルとの契約を双方合意のうえで解除して以降、無所属の状態が続いている。
市場価値は2024年5月の3500万ユーロ(約59億5000万円)をピークに下落傾向にあるものの、それでも依然として1600万ユーロ(約27億2000万円)と高く評価され、現在フリーの選手としては世界最高額だ。
冨安は2018年1月、アビスパ福岡からベルギーのシント=トロイデンに加入。わずか1年半後にはイタリアのボローニャへステップアップした。“守備の国”セリエAでも高い評価を受け、2021年夏に1860万ユーロ(約31億6200万円)の移籍金でアーセナルに加入した。
アーセナルでも守備の万能選手として存在感を発揮し、市場価値は前述の通り3500万ユーロまで上昇。しかし、度重なるひざの負傷により、2024/25シーズンはリーグ戦出場がわずか1試合にとどまった。
今年2月には右ひざの手術を受け、2026年6月まで残っていた契約を解除。静かな環境でリハビリに専念する道を選んだ。
本人が現在の状態について語る場面は少なく、詳しいコンディションは不明だ。それでも負傷者が相次ぐクラブが補強候補を探すたび話題に上るなど、冨安の動向は世界的な注目を集め続けている。
11月5日に27歳を迎えた冨安。選手としてのピークをこれから迎える可能性もあり、まずは完全復活の知らせが待たれる。
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