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売るの下手すぎ!? マンU、売却額ランキング3位。大損…。史上最高額の男を1年で切る

シリーズ:売却額ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

 世界屈指のビッグクラブであるマンチェスター・ユナイテッドは、これまでに数多くの所属スター選手を売却してきた。移籍金は一般的に言えば巨額と言えるのだが、選手たちのネームバリューや売却当時の活躍ぶりを踏まえると「もっと高値で売れたのでは?」という疑問が残るのも事実だ。今回は、マンチェスター・Uの歴代売却額ランキングを紹介する。
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3位:アンヘル・ディ・マリア(元アルゼンチン代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1988年2月14日
移籍先:パリ・サンジェルマン(フランス)
移籍金:6300万ユーロ(約107億円)

 マンチェスター・ユナイテッドで伝統の背番号「7」を背負ったのがアンヘル・ディ・マリアだ。

 レアル・マドリードで主要タイトルを総なめにした稀代のウインガーは高い期待を受けて“赤い悪魔”の一員となったものの、わずか1年で退団。移籍金6300万ユーロ(約107億円)でパリ・サンジェルマンに去っていった。

 マンUの歴代売却額ランキングでは3位に位置している。

 2014年8月、ディ・マリアは7500万ユーロ(約127.5億円)もの移籍金でマンUに加入した。フェルナンド・トーレスを上回る、当時のプレミアリーグ史上最高額の移籍金がかかったこともあり、ファンの期待は相当なものだった。

 しかし、ディ・マリアはマンUで苦悩の日々を送る。

 プレミアリーグでは27試合に出場して3得点10アシスト。並の選手であれば及第点を与えられたかもしれないが、“最高額”の金看板があったことでディ・マリアは多くの批判に晒されてしまう。

 結局、マンUはプレミアリーグ史上最高額の男をたったの1年で放出。移籍金は1200万ユーロ(約20.4億円)も目減りし、大きな損失を出した。

 高額な移籍金に加えて、エリック・カントナやデビッド・ベッカム、クリスティアーノ・ロナウドらが背負ってきた背番号「7」を継承したことがディ・マリアにとって重い十字架となったのか。

 百戦錬磨のスター選手であったとしても、マンUで感じたプレッシャーはとてつもないものだったのかもしれない。

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【了】

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