サッカー日本代表は11月、ガーナ代表、ボリビア代表との国際親善試合が控えている。各ポジションで負傷者が続出しているため、この11月シリーズはこれまで代表招集が無かった選手にとって絶好のアピールチャンスだ。そこで今回は、10月シリーズで招集外だったものの、11月シリーズで招集が期待される選手を紹介する。［3/5ページ］
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FW/MF：坂元達裕（さかもと・たつひろ）

生年月日：1996年10月22日
所属クラブ：コヴェントリー・シティ（イングランド）
今季リーグ戦成績：12試合4ゴール2アシスト

　イングランドで躍動する29歳には、2021年以来となる日本代表入りが期待されている。

　坂元達裕は在籍3年目となるコヴェントリーで、今季はチャンピオンシップ（イングランド2部）13試合に出場。右サイドの主力として定位置を確保している。

　そんな同選手は、前橋育英高校出身。東洋大学を経て、2019年にモンテディオ山形でプロデビューを果たした。

　大卒1年目からJ2で7ゴールをマークするなど爪痕を残し、2020年にセレッソ大阪へステップアップ。その後、KVオーステンデ（ベルギー）へ渡ったのち、2023年からコヴェントリーでプレーしている。

　イングランド初年度から印象的な活躍を残していた同選手だが、いま代表入りが注目されている理由は、他でもない、圧倒的な今季のパフォーマンスにある。

　今季は13試合で4ゴール2アシストと得点力に磨きがかかっており、そのうち3ゴール2アシストは直近のリーグ戦3試合で記録されたものだ。

　チームがリーグ首位を走る原動力となっており、欧州でプレーする日本人選手の中で最も「旬な」アタッカーである。

　主戦場とする右サイドには強烈なライバルたちが揃っているが、チャンピオンシップというタフな環境で結果を残している坂元にチャンスがないわけではない。

　2021年のセレッソ時代以降、日本代表からは遠ざかっているが、好調を維持する坂元にとって、この11月シリーズは代表復帰の絶好の機会となるだろう。