サッカー日本代表は11月、ガーナ代表、ボリビア代表との国際親善試合が控えている。各ポジションで負傷者が続出しているため、この11月シリーズはこれまで代表招集が無かった選手にとって絶好のアピールチャンスだ。そこで今回は、10月シリーズで招集外だったものの、11月シリーズで招集が期待される選手を紹介する。[5/5ページ]
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GK:小島亨介(こじま・りょうすけ)
生年月日:1997年1月30日
所属クラブ:柏レイソル
今季リーグ戦成績:35試合33失点(クリーンシート17試合)
今季の明治安田Jリーグにおける「サプライズチーム」は柏レイソルで決まりだろう。
YBCルヴァンカップでは準優勝と好成績を残し、リーグでは鹿島アントラーズと熾烈な優勝争いを繰り広げている。
そんな柏の躍進に欠かせないのが、守護神・小島亨介の存在だ。
現在28歳の小島は名古屋グランパスの下部組織出身。2019年に大分トリニータでプロデビューを果たし、2020年にアルビレックス新潟への期限付き移籍を経験した。
その後、新潟に完全移籍し、5シーズンで公式戦138試合に出場。J1、J2の両方の舞台を経験している。
そして今季、柏へ完全移籍することを決断した。
新天地では、ここまでリーグ戦35試合に出場し、リーグトップのクリーンシート数(17回)を記録。その類まれな反射神経を活かしたセービングだけでなく、新潟時代から磨いてきた高い足元の技術も発揮している。
ビルドアップの起点として、リカルド・ロドリゲス監督が志向するポゼッションサッカーにおいて、重要な役割を果たしていると言えるだろう。
そんな小島だが、驚くことに未だ日本代表として出場した経験がない。招集はあるものの、ピッチに立つことができておらず、代表でのプレーは叶っていないのが現状だ。
直近10月シリーズでは、セリエAで戦う鈴木彩艶と、Jリーグから大迫敬介(サンフレッチェ広島)、早川友基(鹿島アントラーズ)が招集された。
いずれもクラブで素晴らしい活躍を見せている選手たちだが、今季のパフォーマンスを考えれば、小島も彼ら3人に並ぶ存在である。
あくまで可能性の話ではあるが、11月シリーズでは、天皇杯でベスト4に進出した4チーム(広島、ヴィッセル神戸、FC町田ゼルビア、FC東京)からは過密日程を考慮して選手を代表招集しないことも考えられる。
そうなれば、小島にとっては、まさに千載一遇のアピールチャンスだ。
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