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サッカー日本代表になぜ坂元達裕が呼ばれない。直近3試合で3ゴール。年内ラストの活動で試す価値はあったはず

text by 編集部 photo by Getty Images

 日本サッカー協会(JFA)は6日、今月の国際親善試合に臨む日本代表メンバーを発表した。フレッシュな顔ぶれとして、北野颯太と後藤啓介が初招集を受けている。
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お試し招集すら叶わなかった坂元達裕

コヴェントリー・シティFW坂元達裕

【写真:Getty Images】


 怪我により、三笘薫や伊東純也といったコアメンバーのアタッカーが招集外となる中、北野颯太や後藤啓介ら新進気鋭の若手が初招集を受けた。

 一方で、所属クラブで確かな結果を残しながらも、今回メンバーから外れた選手もいる。

 その一人が、イングランド2部コヴェントリー・シティでプレーする坂元達裕だ。今季のパフォーマンスを踏まえれば、招集されても不思議ではなかっただろう。

 坂元は22年1月、セレッソ大阪からベルギー1部のKVオーステンデへ移籍。持ち前の突破力で瞬く間に主力へと定着し、チームの中心選手として存在感を発揮した。

 その活躍が認められ、23年夏にイングランド2部コヴェントリー・シティへ移籍すると、ここでも初年度から主力として活躍している。

 シーズン後半にヘディングした着地の際に負傷し、長期離脱を余儀なくされたものの、復帰後もすぐさまスタメンに返り咲き、結果を残し続けている。

 今季はここまでリーグ戦12試合で4ゴール2アシストを記録。直近では3試合連続ゴールと好調を維持しており、代表招集を期待する声も高まっていた。

 年内ラストとなる今回の代表活動。6月に行われる本番から逆算しても、今回の活動で試すべき選手の一人だったに違いない。

 左足首の状態が万全ではない久保建英を無理に起用する必要がない中、彼はまさにうってつけの存在だった。

 29歳と決して若くはないが、独力で局面を打開できるウインガーは、強豪国との対戦で貴重なオプションとなる可能性を秘めている。

 先日のブラジル代表との試合でも伊東純也の活躍が光ったように、後半に出力を上げるウインガーは相手にとって大きな脅威となる。

 本番を見据えた重要なテストマッチという位置づけは理解できるものの、ガーナ代表やボリビア代表といった、決して格上ではない相手だと考えれば、坂元を“お試し招集”する価値は十分にあったはずだ。

 坂元には、代表首脳陣に「あの時呼んでおけば…」と思わせるような活躍に期待したい。

(文:編集部)

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【了】

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