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フォーカス 4週間前

生まれも育ちも超一流…。実家が超お金持ちのスター選手5人。知らなかった!? 驚きのエピソードも

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

「裕福な家庭に生まれたサッカー選手」と聞くと、どこか恵まれた特権階級のイメージを抱くかもしれない。しかし実際には、経済的に豊かな環境で育ちながらも、自らの意思で努力を重ね、世界のトップシーンに立った選手たちが存在する。今回は、異なる背景を持つ5人の“エリート育ち”の選手たちを紹介する。[2/5ページ]
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FW:ファイク・ボルキア(ブルネイ代表)

ファイク・ボルキア
【写真:Getty Images】

生年月日:1998年5月9日
主な所属クラブ:チェルシー、レスター・シティ、アーセナル

 ブルネイ代表のファイク・ボルキアは、現在タイのラーチャブリーFCに所属している。

 サッカー選手としての知名度は決して高くないものの、ユース時代にはアーセナル、チェルシー、レスター・シティといったイングランドの名門クラブで育成を受けており、その時点からすでに「華麗なる一族」として注目を集めていた。

 ファイクはブルネイ国王ハサナル・ボルキアの甥にあたる王族であり、推定資産は約200億ドル(約3兆円)とも言われ、世界で最も裕福なサッカー選手として知られている。

 その金額は想像を超える規模だ。

 たとえば、2024年にポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドが総資産14億ドルで“サッカー史上初のビリオネア”と報じられたが、ファイクの資産はそれをはるかに上回っている。

 父ジェフリ・ボルキア氏(国王の実弟)は、豪奢な暮らしと奔放な性格で知られ、プレイボーイとしても有名だった。

 一方のファイクは、「富よりもサッカーを選んだ王族」として語られることが多く、本人が“金持ちエピソード”を語ることはほとんどない。

 とはいえ、その家族のスケールはやはり桁違いだ。

 英紙『ザ・サン』によれば、父ジェフリ氏の50歳の誕生日にはマイケル・ジャクソンがプライベートコンサートを開き、その費用は約1250万ポンド(約25億円)に達したという。

 ファイクはイングランドでトップチームデビューの機会に恵まれず、2020年にポルトガルのマリティモへ移籍。Bチームで公式戦に出場したのち、2021年にはタイのチョンブリーFCに加入し、同国リーグ初のブルネイ人選手となった。

 2023年6月からはラーチャブリーFCに所属している。

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