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フォーカス 4週間前

生まれも育ちも超一流…。実家が超お金持ちのスター選手5人。知らなかった!? 驚きのエピソードも

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

「裕福な家庭に生まれたサッカー選手」と聞くと、どこか恵まれた特権階級のイメージを抱くかもしれない。しかし実際には、経済的に豊かな環境で育ちながらも、自らの意思で努力を重ね、世界のトップシーンに立った選手たちが存在する。今回は、異なる背景を持つ5人の“エリート育ち”の選手たちを紹介する。[3/5ページ]
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MF:マリオ・ゲッツェ(元ドイツ代表)

マリオ・ゲッツェ
【写真:Getty Images】

生年月日:1992年6月3日
主な所属クラブ:ボルシア・ドルトムント、バイエルン・ミュンヘン

 元ドイツ代表で、現在アイントラハト・フランクフルトに所属するマリオ・ゲッツェは、名門大学の教授を父に持ち、恵まれた環境で育った。

 父ユルゲン・ゲッツェ氏はドルトムント工科大学を卒業後、アメリカのイェール大学でコンピュータサイエンスの研究に従事。

 その後、ミュンヘン工科大学やライス大学など複数の大学で研究を重ね、1997年にドルトムント工科大学へ戻り、電気工学・情報技術学部の教授に就任した。

 ゲッツェは父の仕事の都合で幼少期をアメリカで過ごし、8歳のときにドルトムントの下部組織に加入している。

 早くから卓越した才能を見せ、トップチーム昇格後はブンデスリーガ優勝2回に貢献。バイエルン・ミュンヘンでも3度のリーグ優勝を果たし、2014年にはFIFAワールドカップ決勝で決勝ゴールを挙げ、ドイツ代表の優勝に大きく貢献した。

 狭いスペースでも冷静に最適解を導き出す判断力と巧みなポジショニングは、まさに知性を感じさせるプレーだ。

 幼少期から知的刺激に富んだ環境で育ったことが、彼のプレースタイルにも影響しているのかもしれない。

 さらにゲッツェは、父譲りの分析力と先見性も持ち合わせている。

 現役生活を続けながら、投資会社を通じてスタートアップ企業への投資にも積極的に関わっており、ピッチ外でもその知性を生かした活動を展開している。

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