最高峰の舞台で戦うサッカー選手は高額な年俸を受け取っているが、必ずしも額面通りの働きをピッチ上で見せているとは限らない。今回はリヴァプールの選手で、給料があまりに高い選手や現在のサラリーに見合わない選手をピックアップして紹介する。(年俸は『capology』、リーグ戦成績は『transfermarkt』を参照)[1/5ページ]
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FW:モハメド・サラー(エジプト代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年6月15日
年俸:2080万ポンド(約41.6億円)
今季リーグ戦成績:10試合4得点2アシスト
2024/25シーズンのプレミアリーグで得点王とアシスト王に輝いたモハメド・サラーは、今年4月にリヴァプールとの契約を2027年夏まで延長した。
プレミアリーグに所属する選手としてはマンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドに次ぐ給料を受け取っており、年俸に換算すると2080万ポンド(約41.6億円)にも及ぶ。
サラーがこれまで残した実績を考えると納得のいく金額だろう。
11月1日に行われたプレミアリーグ第10節アストン・ヴィラ戦では、リヴァプール通算250目となる得点を記録した。
数々のスーパースターがプレーしたリヴァプールでサラー以上に得点を決めた選手は、元ウェールズ代表FWイアン・ラッシュと元イングランド代表FWロジャー・ハントの2人しかいない。
しかし、今シーズンに限定すると、エジプト代表FWがクラブ最高給に見合うパフォーマンスを披露できているとは言い難い。
直近のプレミアリーグ2試合で得点を重ねたことで調子を取り戻す可能性もあるが、リーグ最優秀選手賞を獲得した昨季のパフォーマンスには及んでいないことは事実だろう。
不調であってもこれだけの給与を受け取っている選手をスタメンから外すことはマネジメント的にも難しく、2季目を迎えたアルネ・スロット監督にはサラーを中心としたチーム作りが求められている。