最高峰の舞台で戦うサッカー選手は高額な年俸を受け取っているが、必ずしも額面通りの働きをピッチ上で見せているとは限らない。今回はリヴァプールの選手で、給料があまりに高い選手や現在のサラリーに見合わない選手をピックアップして紹介する。(年俸は『capology』、リーグ戦成績は『transfermarkt』を参照)[5/5ページ]
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DF:ジョー・ゴメス(イングランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年5月23日
年俸:442万ポンド(約8.8億円)
今季リーグ戦成績:3試合0得点0アシスト
2015年夏にチャールトンから移籍したジョー・ゴメスは、現リヴァプールの選手ではチーム最古参だ。
ユルゲン・クロップ前政権では主力を務めた時期もあり、同監督の最終年となった2023/24シーズンも公式戦51試合に出場した。
本職のCB以外にも右SBや左SBでもプレーできる万能性も高く評価されている。
しかし、昨夏のアルネ・スロット新監督就任以降は明確に序列が落ちた。
昨シーズンと今シーズン合わせて公式戦23試合の出場に留まっており、先発出場は13試合しかない。
今シーズンはフィルジル・ファン・ダイクとイブラヒマ・コナテの鉄板CBコンビがいずれもベストなパフォーマンスを発揮しているとは言い難いが、それでもゴメスの出番が増える兆しが見えない。
右SBのコナー・ブラッドリーとジェレミー・フリンポンが怪我で欠場した際も本職が中盤のドミニク・ソボスライに出番が回っている。
今季はリーグ開幕から全試合でメンバー入りを果たしているが、11月6日時点での先発出場はカラバオ・カップの2試合のみとベンチ要員から抜け出せずにいる。
ゴメスの年俸は442万ポンド(約8.8億円)と、スター選手が揃うリヴァプールの中では比較的低額ではあるが、戦力としてほぼ計算されていない現状からすると、高いと言わざるを得ないだろう。
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