日本人サッカー選手の活躍が世界各地で目立つが、他のアジア出身選手たちも各国リーグで存在感を放っている。今回は、移籍情報サイト『transfermarkt』が算出した最新の市場価値をもとに、アジア人選手のランキングを紹介する(※出場記録などは11月9日時点。市場価値が並んだ場合はサイトの表示順に準拠)。[3/5ページ]
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3位:キム・ミンジェ(韓国代表)
生年月日:1996年11月15日
市場価値:3200万ユーロ(約54億4000万円)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:5試合0ゴール1アシスト
韓国代表のキム・ミンジェは、最新の市場価値が3200万ユーロ(約54億4000万円)で、アジア人選手として3位につけている。
キム・ミンジェは2021年夏、中国・北京国安からトルコのフェネルバフチェに移籍し、欧州挑戦をスタートした。
当時の市場価値は200万ユーロ(約3億4000万円)にすぎなかったが、トルコでのパフォーマンスが評価され、2022年夏にはナポリへと移籍を果たした。
ナポリでは守備の要としてセリエA制覇に大きく貢献。市場価値は6000万ユーロ(約102億円)まで跳ね上がり、2023年夏にはバイエルン・ミュンヘンが移籍金5000万ユーロ(約85億円)で獲得するに至った。
しかし、バイエルン加入後は定位置争いに苦戦。出場機会の波もあり、市場価値は徐々に下落している。
キム・ミンジェは出場機会の少なさから年明け1月の移籍市場で他クラブへ行くのではないかと噂されているところだ。
それでも、ブンデスリーガでは第8節、第9節とフル出場し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも全試合出場中。センターバックの3番手という立ち位置ながら、戦力としての重要性は変わらない。
バイエルンのスポーツディレクター、クリストフ・フロイント氏も「彼は我々にとって重要な選手だ」と語り、放出の可能性を否定している。
日本代表DF伊藤洋輝の復帰も控える中、キム・ミンジェの序列や去就に注目が集まっている。冬の移籍市場とともに、市場価値の今後の推移にも目が離せない。
