日本人サッカー選手の活躍が世界各地で目立つが、他のアジア出身選手たちも各国リーグで存在感を放っている。今回は、移籍情報サイト『transfermarkt』が算出した最新の市場価値をもとに、アジア人選手のランキングを紹介する(※出場記録などは11月9日時点。市場価値が並んだ場合はサイトの表示順に準拠)。[4/5ページ]
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2位:三笘薫(日本代表)
生年月日:1997年5月20日
市場価値:3500万ユーロ(約59億5000万円)
所属クラブ:ブライトン(イングランド)
25/26リーグ戦成績:6試合1ゴール1アシスト
サッカー日本代表の三笘薫は、最新の市場価値が3500万ユーロ(約59億5000万円)で、アジア人サッカー選手で最も市場価値が高い選手の一人である。
2022/23シーズンにプレミアリーグ1年目で7ゴール7アシストを記録し、切れ味鋭いドリブルで瞬く間に注目を集めた。
翌シーズンはケガの影響もありながら3ゴール6アシスト。3年目の2024/25シーズンにはリーグ戦で10ゴール4アシストとキャリアハイをマークし、縦への突破だけでなく、内側へのカットインから得点を奪うなど、プレーの幅を広げた。
しかし、今シーズンはここまで明らかに精彩を欠いており、苦戦が続いている。リーグ戦6試合に先発しながらも1ゴール1アシストにとどまっている。
10月には負傷の影響で日本代表からも外れ、それ以降は欠場が続いている。
市場価値は10月の最新アップデートで前回から500万ユーロ(約8億5000万円)下落。ピーク時は5000万ユーロ(約85億円)だっただけに、減少傾向は気になるところだ。
それでも、三笘は現在28歳。衰えるにはまだ早い。
ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督は今月6日の会見で「復帰は非常に近い。ポジティブな兆候だ」と語り、復帰を待ちわびている様子だ。
トップフォームを取り戻し、再びプレミアの舞台で輝きを放てば、市場価値を再び押し上げる可能性は十分にある。
