日本人サッカー選手の活躍が世界各地で目立つが、他のアジア出身選手たちも各国リーグで存在感を放っている。今回は、移籍情報サイト『transfermarkt』が算出した最新の市場価値をもとに、アジア人選手のランキングを紹介する(※出場記録などは11月9日時点。市場価値が並んだ場合はサイトの表示順に準拠)。[5/5ページ]
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1位:アブドゥコディル・フサノフ(ウズベキスタン代表)
生年月日:2004年2月29日
市場価値:3500万ユーロ(約59億5000万円)
所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
25/26リーグ戦成績:4試合0ゴール0アシスト
アジア人サッカー選手で最も市場価値が高い選手の一人は、日本人でも韓国人でもなく、ウズベキスタン代表のアブドゥコディル・フサノフだ。
最新の市場価値は3500万ユーロ(約59億5000万円)となっている。
フサノフは、元ウズベキスタン代表のヒクマト・フサノフを父に持ち、同国の強豪クラブであるFCブニョドコルの育成組織で育った。
だが、エリートというわけではなく、トップ昇格は果たせず、一時は所属クラブなしという状況にも立った。
そんな中、2022年3月にベラルーシのエネルゲティックに加入したことが転機となり、18歳でプロデビューを果たすと、すぐに定位置を確保し、頭角を現した。
2023年夏にフランスのRCランスに加入。当時の市場価値は40万ユーロ(約6800万円)だったが、リーグアンで活躍を続け、2024年12月には1200万ユーロ(約20億4000万円)まで上昇した。
その成長に注目したマンチェスター・シティは、2025年1月に移籍金4000万ユーロ(約68億円)でフサノフを獲得。ウズベキスタン人として初めてのプレミアリーグ所属選手となった。
フサノフは186cmの長身だが、それ以上に際立つのが圧倒的なスピードだ。大柄なのに瞬発力があるという反則級のフィジカルで、相手FWを弾き飛ばす。
さらに、右足から繰り出すロングフィードの精度も高く、現代型CBに必要な要素を高いレベルで備えている。
ウズベキスタン代表は2026 FIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選を突破し、初のW杯出場を決めた。21歳のフサノフは、その中心選手として今後さらに市場価値を高める可能性を秘めた存在だ。
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