日本人サッカー選手の活躍が世界各地で目立つが、他のアジア出身選手たちも各国リーグで存在感を放っている。今回は、移籍情報サイト『transfermarkt』が算出した最新の市場価値をもとに、アジア人選手のランキングを紹介する(※出場記録などは11月9日時点。市場価値が並んだ場合はサイトの表示順に準拠)。[1/5ページ]
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10位:伊藤洋輝(日本代表)
生年月日:1999年5月12日
市場価値:1800万ユーロ(約30億6000万円)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:なし
サッカー日本代表の伊藤洋輝は、最新の市場価値が1800万ユーロ(約30億6000万円)で、アジア人選手の中で10位にランクインした。
2021年夏にジュビロ磐田からシュトゥットガルトへ移籍した伊藤は、ブンデスリーガで安定した守備と正確なビルドアップで評価を高めた。
シュトゥットガルト加入当初の市場価値はわずか55万ユーロ(約9350万円)だったが、2024年夏にバイエルン・ミュンヘンに移籍したときには3000万ユーロ(約51億円)にまで跳ね上がっていた。
しかし、バイエルン加入後は下落が続いている。
2024/25シーズン開幕前に右足中足骨を骨折して長期離脱。2025年2月、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のセルティック戦でようやく公式戦デビューを果たし、続くフランクフルト戦では移籍後初ゴールも挙げた。
だが、3月には同じ箇所を再び骨折し、まだ復帰していない。
それでも先月末、バイエルンは伊藤が全体練習に復帰している様子を伝えており、ドイツメディアは11月の代表ウィーク明けのベンチ入りを予想している。
今後継続してプレーできれば、市場価値の再上昇も十分に期待できるだろう。
まずは試合勘と本来のコンディションを取り戻すことが最優先だが、2026 FIFAワールドカップ(W杯)に向けて日本代表としても重要な選手になり得るだけに、復帰後のパフォーマンスに注目が集まる。
