日本人サッカー選手の活躍が世界各地で目立つが、他のアジア出身選手たちも各国リーグで存在感を放っている。今回は、移籍情報サイト『transfermarkt』が算出した最新の市場価値をもとに、アジア人選手のランキングを紹介する(※出場記録などは11月9日時点。市場価値が並んだ場合はサイトの表示順に準拠)。[2/5ページ]
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9位:ソン・フンミン(韓国代表)
生年月日:1992年7月8日
市場価値:2000万ユーロ(約34億円)
所属クラブ:ロサンゼルスFC(アメリカ)
25/26リーグ戦成績:12試合10ゴール4アシスト
韓国代表のソン・フンミンは、最新の市場価値が2000万ユーロ(約34億円)だ。全盛期と比べて下落傾向にあるものの、トップ10の中で唯一30代(33歳)という点は、彼のキャリアの偉大さを物語る。
ソン・フンミンはドイツ・ハンブルガーSVの下部組織で育ち、トップチームに昇格。その後、2012/13シーズンにリーグ戦12ゴールを記録する。2013年夏にバイエル・レバークーゼンに加入し、2シーズン連続で2桁得点を達成した。
2015年夏にトッテナムへ加入すると、プレミアリーグでも確かな地位を築き、2020年には市場価値が9000万ユーロ(約153億円)に到達。2020/21シーズンにはアジア人選手として初のプレミアリーグ得点王に輝いた。
2023年夏にハリー・ケインが去ったあとはキャプテンに就任。低迷期も経験したが、2024/25シーズンにはトッテナムのUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝に貢献し、2025年夏にロサンゼルスFCへ移籍した。
キャリア晩年にアメリカでリラックスするという考えはないようで、ここまでメジャーリーグサッカー(MLS)で12試合で10ゴール4アシストを記録。特に8月のFCダラス戦で決めたFKはMLS年間最優秀ゴールを受賞している。
この活躍を受けて、先月には韓国メディアが、「バルセロナが冬の移籍市場での獲得を検討している」と報じた。信ぴょう性は不明ながら、欧州復帰を現実味ある話題として捉えられるほど、現在も高いパフォーマンスを維持している。
