日本人サッカー選手の活躍が世界各地で目立つが、他のアジア出身選手たちも各国リーグで存在感を放っている。今回は、移籍情報サイト『transfermarkt』が算出した最新の市場価値をもとに、アジア人選手のランキングを紹介する(※出場記録などは11月9日時点。市場価値が並んだ場合はサイトの表示順に準拠)。[4/5ページ]
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7位:堂安律(日本代表)
生年月日:1998年6月16日
市場価値:2500万ユーロ(約42億5000万円)
所属クラブ:フランクフルト(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:9試合2ゴール3アシスト
サッカー日本代表の堂安律は、最新の市場価値が2500万ユーロ(約42億5000万円)で7位につけている。さらに今後のアップデートで、さらなる上昇も期待される。
堂安は2017年夏にオランダのフローニンゲンで欧州でのキャリアを開始し、その後はPSV、ビーレフェルト、フライブルクと渡り歩いた。
2022年夏から所属したフライブルクでは、3シーズンにわたって主力を務め、2024/25シーズンはリーグ戦で10ゴール8アシストという圧巻の成績を残している。
そして今年の夏、移籍金2100万ユーロ(約35億7000万円)でフランクフルトに加入した。
同クラブでは絶好調のスタートを切り、9月末までの公式戦7試合で4ゴール4アシストを記録し、チームとファンの信頼をつかんだ。
だが、その後は沈黙が続いている。これはチームの戦術の影響と言えるだろう。
フランクフルトは開幕から失点数の多さが課題としてある。第9節を終えて19失点という数字は、最下位ハイデンハイムよりも多いという惨状だ。
この事態を受け、チームは4-3-3から3-4-2-1にシステムを変更し、堂安は右ウイングから右ウイングバックに配置転換された。これにより攻撃参加の機会が減り、守備への負担が増している。
それでも、新天地ですぐに定位置をつかんだ堂安は、チームの戦術が安定すれば再び得点に絡む機会は増えるだろう。
市場価値も、現在の自己最高額をさらに更新する可能性を十分に秘めている。
