日本人サッカー選手の活躍が世界各地で目立つが、他のアジア出身選手たちも各国リーグで存在感を放っている。今回は、移籍情報サイト『transfermarkt』が算出した最新の市場価値をもとに、アジア人選手のランキングを紹介する(※出場記録などは11月9日時点。市場価値が並んだ場合はサイトの表示順に準拠)。[5/5ページ]
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6位:イ・ガンイン(韓国代表)
生年月日:2001年2月19日
市場価値:2500万ユーロ(約42億5000万円)
所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス)
25/26リーグ戦成績:9試合0ゴール0アシスト
韓国代表のイ・ガンインは、最新の市場価値が2500万ユーロ(約42億5000万円)でアジア全体で6位、韓国人選手としては2位となっている。
イ・ガンインはスペインの名門・バレンシアの下部組織で育ち、18歳で早くも市場価値が2000万ユーロ(約34億円)に達した。しかしその後は伸び悩み、2022年6月時点では600万ユーロ(約10億2000万円)まで下落していた。
転機となったのは、2022/23シーズンのマジョルカでの活躍だ。リーグ戦6ゴール7アシストの好成績を残し評価を回復。2023年夏には移籍金2200万ユーロ(約37億4000万円)で、世界的スターが集うパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍した。
PSGでは出場機会が限定的ながらも、2024/25シーズンにはリーグ戦30試合で6ゴール6アシストを記録。クラブはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制し、イ・ガンイン自身もAFC年間最優秀国際選手賞(男子)を初受賞するなど、大きな成果を手にした。
今シーズンはここまでリーグ戦9試合、CL4試合に出場しているが、得点はなし。市場価値は昨年12月の3000万ユーロ(約51億円)をピークに現在はやや下がった。
チームとしては文句なしの成果を手にしているものの、個人成績はいまいちなイ・ガンイン。“韓国の至宝”がより市場価値を高めるためには、ゴールやアシストといった目に見える成果が今後ますます求められる。
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