最高峰の舞台で戦うサッカー選手は高額な年俸を受け取っているが、必ずしも額面通りの働きをピッチ上で見せているとは限らない。今回はマンチェスター・ユナイテッドの選手で、給料があまりに高い選手や現在のサラリーに見合わない選手をピックアップして紹介する。(年俸は『capology』、リーグ戦成績は『transfermarkt』を参照)[4/5ページ]
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MF:マヌエル・ウガルテ(ウルグアイ代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年4月11日
年俸:624万ポンド(約12.5億円)
今季リーグ戦成績:9試合0得点0アシスト
今季のマンチェスター・ユナイテッドで苦戦しているのが、在籍2シーズン目を迎えたマヌエル・ウガルテだ。
以前所属していたスポルティングCP時代にルベン・アモリム監督と共闘した経験がある。相互理解がポジティブな効果を生み、昨年11月の就任直後は、2023/24シーズンのパリ・サンジェルマン在籍時に比べて大きく出場機会を増やしていた。
しかし、今シーズンはプレミアリーグ第11節終了時点で先発出場が2試合のみと序列が大きく下がっている。
その理由はウガルテ自身の低調なパフォーマンスが影響しているだろう。
第11節トッテナム・ホットスパー戦でも途中出場を果たしたが、彼の投入以降に2失点を喫している。これは決して偶然ではない。
84分に決められた同点ゴールのシーンでは、ファイナルサードに進入したウィルソン・オドベールのドリブルを止めることができず、突破を許したところから失点を喫した。
守備的なキャラクターのMFであれば止めて欲しい場面で、フィルターとしての役不足が先発に定着できない最大の理由だ。
給与も年俸に換算すると、624万ポンド(約12.5億円)と決して安い額ではない。
スタメンのカゼミーロが来年2月に34歳の誕生日を迎えることを踏まえると、2029年夏までの契約を結んでいるウルグアイ代表MFの成長が求められる。