国際サッカー連盟(FIFA)は現地時間6日、2025年のFIFA男子世界ベストイレブンに選ばれた最終候補の88名を発表した。韓国メディア『OSEN』は8日に、ベストイレブンの最終候補に韓国代表選手の名前がなかったことを驚きとともに伝えている。
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最終候補に不満爆発の韓国
【写真:Getty Images】
ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズのベストイレブンは、各ポジションで最終候補が22名ずつ選ばれる。その後、ファン投票などで受賞選手が決まる予定だ。
最終候補には、スペイン・ラ・リーガのレアル・マドリードに所属するFWキリアン・エムバペ、バルセロナのFWラミン・ヤマル、イングランド・プレミアリーグのリヴァプールでプレーするDFフィルジル・ファン・ダイク、FWモハメド・サラーらが選ばれた。
同メディアは、「ソン・フンミンも、キム・ミンジェも、イ・ガンインもいない」と題して、次のように述べている。
「ベストイレブンの候補が発表となるも、韓国代表の選手は全員除外となる衝撃。
特に、ソン・フンミン、キム・ミンジェ、イ・ガンインはいずれも所属チームがタイトルを獲得したが、FIFAの選択は冷たかった。
サウジアラビアの選手は選ばれていたものの、韓国人選手の名前は一人も見当たらない。
世界最高の舞台を経験した“看板スター”が全員選ばれておらず、韓国のサッカーファンの間では『理解できない』という指摘もあった」
さらに、「奇妙な選出もあった。アル・ヒラルのFWサーレム・アッ=ドーサリーは選ばれていたが、ソン・フンミンの名前がない」と述べつつ、「AFCチャンピオンズリーグエリートとサウジリーグで活躍したが、世界的に存在感のある選手とは言えないという評価が多い」と、ソン・フンミンが最終候補に残らなかったことに不満を示した。
そして、「より大きな問題は構造的な流れだ。ヨーロッパ出身の選手が中心に受賞していた過去とは異なり、今年は『リーグパワーと象徴性』がより反映されている。
サウジリーグの市場規模が拡大し、中東の資本がFIFA内に影響力を広げている流れが表れたとの解釈もできる」と、言葉を続けている。