サッカー日本代表は12日、千葉市内で国際親善試合2試合に向けたトレーニングを行った。年内最後の活動となる11月シリーズでは、14日にガーナ戦、18日にボリビア戦との戦いを控える。合宿3日目は、DF板倉滉が取材に応じ、新天地・アヤックスでの苦悩を率直に語った。
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板倉滉がアヤックスでの日々を語る

　今夏にボルシア・メンヒェングラートバッハからアヤックスに加入した板倉。

　オランダの名門に活躍の場を移した28歳だが、国内リーグでは、首位PSVアイントホーフェンと11ポイント差の4位、UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）では4戦惨敗のチームで、苦しい時間を過ごしている。

　板倉自身も、現地メディアの矢面に立たされることも少なくない。

　また、6日には板倉の獲得を熱望していたとされる元オランダ代表DFのヨン・ハイティンハ監督が解任された。

　板倉はクラブでの現状に「しんどいですね。なかなか結果も出ないし、CLという舞台があって、試合数が多い中、タフなスケジュールでやっているけど、結果が出ない」。

　続けて「勝たないと試合って面白くないんで、そういう意味でしんどさありますけど、でも、やり続ける以外ないので、勝てるように頑張ります」と語った。

　ハイティンハ監督について、板倉は「同じCBとして、自分のことを評価してくれてアヤックスに加入できた。非常に感謝している」と話したうえで、言葉を続けた。

「正直、監督どうこうじゃない部分というのは、やりながら感じていた。内容と結果共に、難しい試合をしている中、変えようとすごい一人で奮闘してた」

「そういう意味で、解任は厳しい世界だなと改めて思います。だけど、気にしてやっていく必要はない。そこは別に自分ができることではないし、変わらずチームのためにという思いでやりたいと思います」

　鈴木淳之介の台頭や谷口彰悟が復帰した中、10月シリーズでは不在だった板倉がどのようなパフォーマンスを見せるのか注目だ。

（取材：加藤健一、文：編集部）

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