サッカー界にトラブルは絶えず、素行の悪さが目立つ選手がいる。その中でも、逮捕などの一線を越えるような問題を起こしたのは誰なのか。今回は、素行不良が原因で悪名高い問題児を紹介する。
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FW:ラファ・ミル(スペイン)

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年6月18日
現所属:エルチェ
主な在籍クラブ:ウルブス、セビージャなど
若くしてバレンシアのカンテラ(下部組織)で台頭したラファ・ミルは、スペインの年代別代表では主力として活躍。2021年夏に行われた東京オリンピックでも全6試合に出場していた。
2021年夏にセビージャへ1600万ユーロ(約27.2億円)の移籍金で加入したストライカーは、順当にキャリアを歩んでいるかと思われた。
しかし、近年はやや低調なパフォーマンスに終わり、2024年夏に構想外へ。ユース時代を過ごしたバレンシアにローン移籍して再起を図ったが、古巣で一線を越える問題を起こした。
『The Athletic』の報道によると、ミルは8月31日に行われたラ・リーガ第4節ビジャレアル戦後に知人とナイトクラブへ出かけ、現地で知り合った2人の女性に自宅で性的暴行を加えたとして逮捕された。
無罪を主張しているミルに対して、所属するバレンシアは試合直後にナイトクラブに出かけた行動に対する処分を下し、2試合の出場停止処分を科した。
なお、法執行機関の捜査を受けている選手が試合に出場できるかは各クラブの判断に任されており、裁判所での判決が下されるまでは推定無罪という扱いになる。
プライベートとコンディションに問題を抱えていた2024/25シーズンはリーグ戦で1ゴールに留まったが、今季ローン移籍しているエルチェではすでに4ゴールを記録。
第4節セビージャ戦では、所属元を相手に直接FKを叩き込み、喜びを爆発させる特大のセレブレーションを披露して話題を集めた。
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