オランダ・エールディヴィジ第12節、AZアルクマール対PSVアイントホーフェンの試合が現地時間9日に行われ、AZが1-5で敗れた。オランダメディア『soccernews』は11日に、AZに所属するオランダのU-21代表DFウーター・フースとPSVのMFイヴァン・ペリシッチが、試合中に衝突して審判に止められた場面について、厳しい言葉を送っている。
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目立つ暴力的な振る舞いに現地も猛批判
【写真:Getty Images】
フースは、第6節のフェイエノールト戦で、サッカー日本代表FW上田綺世やDF渡辺剛に対して、プレーとは関係ない場面で背中をつねったり、殴打したりなどの暴力行為を繰り返していたことがカメラに捉えられており、元オランダ代表のヴェスレイ・スナイデル氏や現地メディアから批判されていた。
60分、PSVがDFライアン・フラミンゴを投入しようとした際にフースとペリシッチが衝突する。
ペリシッチにユニフォームを掴まれたフースは、振り解こうとして相手を殴打した。
それでもペリシッチが手を離さなかったことから、フースは何度も相手の腕を殴打するなど激しく抵抗したことにより、主審が間に入って2人を止めている。
同メディアは、「(元選手の)ヨハン・デルクセン氏は、フースを激しく非難した」と前置きし、「デルクセン氏は『どの審判であったとしても、コーナーキックごとにペナルティキックを与えるべきだ。フースは常軌を逸している。そうすることで学ぶだろう』と、U-21代表DFに処罰を与えるべきだと主張した」と、暴力的な振る舞いが目立つフースに対して、審判が厳しい態度で臨むべきだと指摘した。
また、すでに一枚イエローカードをもらっていたフースを退場に追い込もうとしていたのではないかという指摘に対しても、「ペリシッチは生意気な選手を許さなかっただけだ」と、フースに対する行為は問題ないものであったと強調している。