サッカー日本代表は14日、国際親善試合でガーナ代表と対戦する。すでに来年のFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会への出場を決めているアフリカの曲者には、果たしてどのような選手が揃うのか。今回は、ガーナ代表最新メンバーの市場価値ランキングを紹介する。[4/5ページ]
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2位:カマルディーン・スレマナ

【写真:Getty Images】
生年月日:2002年2月15日
所属クラブ:アタランタ(イタリア)
市場価値:2000万ユーロ(約36億円)
25/26リーグ戦成績:10試合2得点1アシスト
森保ジャパンは、爆発的なスピードで守備網を破壊するカマルディーン・スレマナに警戒する必要があるだろう。
セリエAで最も注目すべき選手の1人である23歳ウインガーは、ガーナ代表最新メンバーの市場価値ランキングで2位になっている。
FCノアシェラン、スタッド・レンヌ、そしてサウサンプトンに在籍してきたスレマナは、常にレギュラー格として質の高いプレーを披露してきた。
主戦場は左ウイングで、一瞬で相手ディフェンダーを置き去りにする加速の鋭さは天下一品。欧州初挑戦の場となったノアシェラン在籍時にはマンチェスター・ユナイテッドやリヴァプールといった強豪による獲得検討の報道が出るほど、ピッチ上で見せるインパクトは抜群だった。
スレマナの市場価値は、現在2000万ユーロ(約36億円)を記録している。2023年3月、サウサンプトン時代にマークした自身最高額の2200万ユーロ(約39.6億円)からはやや下落しているものの、それでも依然として非常に高い価値が付いていると言える。
所属クラブのアタランタでは左ウイングの他に、右ウイングや2シャドーの一角としてもプレー。縦突破一辺倒のウインガーではなく様々なタスクを担える選手だということを証明している。
今年5月に1300万ユーロ(約23.4億円)だった市場価値は、7月のアタランタ入りを境に急上昇。短期間で700万ユーロ(約12,6億円)も価値を上げたのは、スレマナがイタリアの地で素晴らしい結果を残しているからに他ならない。
今乗りに乗っている男は森保ジャパンにとって悩みの種となり得る。