サッカー日本代表は14日、ホームでガーナ代表と国際親善試合で対戦する。10月シリーズでブラジル代表を相手に歴史的な勝利をあげた日本は、引き続き強さを見せられるか。FIFAワールドカップ（W杯）を来年に控えるなか、今回のゲームにはどのような陣容で臨むだろうか、スタメンを予想する。［4/6ページ］
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MF：遠藤航
【写真：Getty Images】
生年月日：1993年2月9日（32歳）
所属クラブ：リヴァプール（イングランド）
2025/26リーグ戦成績：4試合0得点
日本代表通算成績：71試合4得点
9月のアメリカ合衆国遠征以来の招集となった遠藤航。10月の歴史的なブラジル戦勝利はピッチ外で見守っていたが、その存在は依然として大きい。
佐野海舟が10月の2試合を含め直近の3試合に連続して先発し、いずれも出色の活躍を見せている。特に10月10日のパラグアイ代表戦では攻守に獅子奮迅の働きを披露し、42分には鋭いパスカットから味方のチャンスに繋げた。
しかし彼自身は11日のトレーニングで「常連という感覚も自分としては全くない。常に当落線上にいると思うので、自分のプレーをしっかり出して、チームの勝利につなげられるようにやっていきたい」と発言する。
我々外野サイドから見る以上に、選手の感覚的な部分では不足があるのかもしれない。その点で、百戦錬磨のキャプテンには精神的な安定感が期待できる。
守備的MFのファーストチョイスは現状遠藤と見られるが、森保一監督は将来的に佐野との共存を考えるのか、あるいは二者択一なのか、難しい判断を迫られている。
MF：田中碧
【写真：田中伸弥】
生年月日：1998年9月10日（27歳）
所属クラブ：リーズ(イングランド)
2025/26リーグ戦成績：8試合0得点
日本代表通算成績：34試合8得点
10月シリーズの2試合に出場した田中碧は、コンディション不良への懸念を一蹴するパフォーマンスを見せた。
現地時間8月23日に行われたプレミアリーグ第2節のアーセナル戦で負傷すると、そこから所属元のリーズではベンチスタートが続く。
そうして迎えた代表ウィークだったが、パラグアイ代表戦はスタメン、ブラジル戦は途中出場で実力を発揮。特にパラグアイとの一戦では相手選手とのデュエルで強度を見せ、怪我の影響は見受けられなかった。
最高レベルの厳しさを経験した田中は、現実的な考えを持っている。
今月11日のトレーニングで、「内容が100点で結果も100点という試合は、やっぱり難しいと思う。でもその内容が50点でも、勝ち切れるスタイルが必要」と述べた。
勝利の優先順位を何よりも上に置く選手は、意思決定が重要なチームスポーツにおいて極めて重要だ。
そして田中の信念は、ビッグチームがひしめくプレミアを戦い、なおかつ自身が満身創痍になりながら得た考えだ。その“強さ”は大いにチームを助けてくれるだろう。
