サッカー日本代表は14日、国際親善試合でガーナ代表と対戦する。森保ジャパンは、この試合にどんなメンバーで臨むべきなのか。今回は、スタメン案を紹介する。[1/2ページ]
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ガーナ代表戦は現状のベストメンバーで?
森保一監督は、ガーナ代表戦の前日会見にて、スタメンについて「ブラジル代表戦のメンバーを中心に考えている」とコメントを残している。
つまり、この11月シリーズは、14日のガーナ代表戦を現状のベストメンバーで戦い、そこから選手を大幅に入れ替えて、18日のボリビア代表戦に臨むという流れになると考えられる。
今回は、そのあたりを踏まえ、スタメン案を考えていく。フォーメーションは3-4-2-1だ。
GKは、当初メンバーに名を連ねていた鈴木彩艶が負傷により不在に。早川友基、小久保玲央ブライアン、野澤大志ブランドンの3人でスタメンの座を争うことになる。
ガーナ代表戦では、早川の起用を推薦したい。シュート練習では、味方も驚くほどのビッグセーブを連発。本番に向け、準備万端だと言っていいだろう。ここでアピールに成功すれば、一気にその地位を固めるかもしれない。
3バックは、先月のブラジル代表戦で圧巻のパフォーマンスを披露した鈴木淳之介、渡辺剛が外せないだろう。そこに、同試合では不在だった板倉滉を入れた3名で構成する。
ボーンマスで活躍する、アントワーヌ・セメニョら、ガーナ代表の攻撃陣には、個性あふれるタレントが揃う。彼らを抑えられるかどうか。とくに、渡辺と鈴木には、前回シリーズと同様の活躍を期待したい。
鎌田大地は不在に? 中盤の組み合わせは?
両ウイングバックは、堂安律と中村敬斗で問題ないだろう。
堂安に関しては、3バック変更後、得点関与の機会こそ減っているが、攻守における貢献度は抜群。とくに先月のブラジル代表戦は、10番に相応しい働きぶりだった。ガーナ代表戦のスタメンから外す理由は考えられない。
今シリーズも三笘薫は不在。引き続き、中村にかかる期待は大きい。普段から、アフリカ系の選手が多いフランスリーグで戦っている同選手なら、十分に戦えるはずだ。
ボランチは遠藤航が外せないだろう。所属するリヴァプールでの出場機会は限定的だが、日本代表では引き続き重要な存在。苦しい時間こそ、キャプテンの声と背中が頼りになる。
そんな遠藤の相方は鎌田大地…と言いたいところだが、同選手は前日練習でピッチに姿を見せず。ガーナ代表戦をスキップすることが濃厚だ。
そのため、遠藤の相方は佐野海舟、田中碧、藤田譲瑠チマの争いになる。
ここで推薦したいのは佐野だ。彼の卓越したボール奪取能力、そして推進力は、個の強いガーナ代表相手にも必ず通用する。
2シャドーは、ブラジル代表戦でも輝いていた南野拓実と久保建英のコンビ。そしてCFには上田綺世だ。
この3枚は、もはや鉄板になりつつある。とくに上田の存在感は凄まじく、ゴール前だけに限らない、効果的なプレーが光っている。ガーナ代表の最終ラインには、190cm超えのモハメド・サリスを筆頭に長身の選手が揃うが、上田のパワーは彼らにも引けを取らないだろう。
久保と南野は、ボール保持時はもちろん、非保持時のプレスなどでもチームに大きく貢献している。ブラジル代表戦でも、素晴らしい守備からミスを誘い、ゴールを奪った。
アフリカのチームは、個人個人の能力こそ強烈だが、組織としては集中力を欠く瞬間がかなり目立つのも事実。そこで南野と久保の献身的な動きが、刺さるはずだ。
