サッカー選手の評価基準には様々あるが、その中でも「市場価値」は選手の実力やポテンシャルを示す重要な指標である。そこで今回は、11月の国際親善試合に臨むサッカー日本代表選手たち（発表当時のメンバー）の市場価値をランキング形式で紹介する。※成績、市場価値は14日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠［2/5ページ］
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4位：鈴木彩艶（すずき・ざいおん）

生年月日：2002年8月21日（23歳）
所属クラブ：パルマ（イタリア）
日本代表通算成績：21試合14失点
市場価値：2000万ユーロ（約34億円）

　4位にランクインしたのは、今季もイタリアでスーパーセーブを連発している鈴木彩艶だ。

　昨夏、シント＝トロイデンからパルマにやってきた鈴木は、リーグ戦全試合（累積による出場停止を除く）に出場。セリエA初挑戦とは思わせない活躍を見せた。

　今季も公式戦全試合に出場し、チーム状況が苦しい中でもゴールマウスを守り続けていた。

　そんな鈴木は、9日に行われたリーグ戦第11節ACミラン戦で手を負傷してしまう。

　それに伴って、今回のサッカー日本代表メンバーからは離脱することになった。

　FIFAワールドカップ（W杯）カタール大会後から、正ゴールキーパーとして、何度もピンチを防いできた鈴木が欠場となると、少し不安感が残る。

　先月行われた国際親善試合では2試合で4失点しているが、FIFAワールドカップ（W杯）26・アジア最終予選では、8試合に出場しわずか2失点に抑えている。

　その鈴木の最新の市場価値は、推定2000万ユーロ（約34億円）とされており、所属クラブの中で最高額となっている。

　海外初挑戦から数か月が経った2023年12月時点では、推定100万ユーロ（約1.7億円）だった。

　約1年半の間で金額が約20倍にも膨れ上がっており、鈴木の成長が著しいのは間違いない。

　日本の守護神は、23歳とまだ成長の途中段階にいる。そこからさらに進化を遂げ、いつしか世界を代表するGKになることを期待したい。