サッカー選手の評価基準には様々あるが、その中でも「市場価値」は選手の実力やポテンシャルを示す重要な指標である。そこで今回は、11月の国際親善試合に臨むサッカー日本代表選手たち(発表当時のメンバー)の市場価値をランキング形式で紹介する。※成績、市場価値は14日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠[3/5ページ]
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3位:堂安律(どうあん・りつ)

【写真:Getty Images】
生年月日:1998年6月16日(27歳)
所属クラブ:フランクフルト(ドイツ)
日本代表通算成績:61試合11得点9アシスト
市場価値:2500万ユーロ(約43億円)
3位にランクインしたのは、日本の“10番”である堂安律だ。
今夏、フランクフルトに渡った堂安は、今季リーグ戦で全試合スタメン出場。すでに3得点3アシストをマークしている。
サッカー日本代表合流前に行われたリーグ戦第10節マインツ戦では、衝撃的なゴールを決めている。
スコアレスで迎えた80分、右ペナルティエリア付近でボールを受けた堂安は、相手DF2人を置き去りにし、冷静なコントロールシュートでゴールネットを揺らした。
さらに、先月行われた国際親善試合のブラジル代表戦でも、攻守において“個”の部分でワールドクラスの選手たちに引けを取らないプレーを見せた。
そして14日に行われたガーナ代表戦では、国際Aマッチ約1年5カ月ぶりのゴールを奪っている。
相手ペナルティーエリア内でボールを受けた堂安が、相手DFをずらし、ニアに打ちぬく見事なコントロールシュートを決めた。
そんな堂安の最新の市場価値は、推定2500万ユーロ(約43億円)と全日本人選手の中で3番目の金額である。
ただ、この金額はフランクフルトに移籍する前のものとなっているため、今季のクラブの活躍を見る限り、さらに上昇してもおかしくないだろう。
日本の“エース”として、来年のW杯でもゴールを奪い、チームをさらなる上の景色へと導いてほしいところだ。