サッカー選手の評価基準には様々あるが、その中でも「市場価値」は選手の実力やポテンシャルを示す重要な指標である。そこで今回は、11月の国際親善試合に臨むサッカー日本代表選手たち(発表当時のメンバー)の市場価値をランキング形式で紹介する。※成績、市場価値は14日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠[2/5ページ]
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9位:上田綺世(うえだ・あやせ)

【写真:Getty Images】
生年月日:1998年8月28日(27歳)
所属クラブ:フェイエノールト(オランダ)
日本代表通算成績:35試合16得点2アシスト
市場価値:1000万ユーロ(約17億円)
9位にランクインしたのは、現在所属クラブですでに2桁ゴールを記録している上田綺世だ。
今季、上田が所属するフェイエノールトは、2月に元オランダ代表FWのロビン・ファン・ペルシ氏を監督に招聘。また、サッカー日本代表でもある渡辺剛も今夏KAAヘントからやってきた。
レジェンドの指導の賜物か、あるいは同郷の選手との相互理解か、上田は覚醒の時期を迎えている
25/26シーズンが開幕すると、いきなりリーグ戦3試合連続ゴールを記録。その後も得点を量産し、第12節終了時点で13得点をマークしている。
第9節のヘラクレス戦ではたった33分でハットトリックを達成するなど、随所で印象的な活躍を見せているところだ。。
オランダの名門で活躍する日本人ストライカーの市場価値は、推定1000万ユーロ(約17億円)とされており、昨季終了時点の5月から今季開幕後の10月までで推定200万ユーロ(約3.4億円)も上昇している。
今やヨーロッパ全体の耳目を集めているかもしれない上田は、10月の国際親善試合でもその決定力を見せた。
まず1戦目のパラグアイ代表戦では、1点を追いかける状況の中、89分にピッチに入るとその5分後に劇的同点弾をマーク。
さらに、2戦目のブラジル代表戦では71分にゴールネットを揺らし、逆転勝利の立役者となった。
やはり、点を稼いでいるFWの前にはボールが転がってくるのだろう。
憧れの父がつけていた背番号18に変更した上田は、18日のボリビア戦でも、“ゴール”という形でスタジアムを沸かせてほしい。