サッカー選手の評価基準には様々あるが、その中でも「市場価値」は選手の実力やポテンシャルを示す重要な指標である。そこで今回は、11月の国際親善試合に臨むサッカー日本代表選手たち(発表当時のメンバー)の市場価値をランキング形式で紹介する。※成績、市場価値は14日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠[3/5ページ]
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8位:鎌田大地(かまだ・だいち)

【写真:Getty Images】
生年月日:1996年8月5日(29歳)
所属クラブ:クリスタル・パレス(イングランド)
日本代表通算成績:46試合11得点5アシスト
市場価値:1200万ユーロ(約20億円)
8位にランクインしたのは、所属クラブとサッカー日本代表で攻撃の核を担っている鎌田大地だ。
今季クリスタル・パレス2年目を迎える鎌田は、負傷の影響で欠場したリーグ開幕2試合を除き、全試合でスタメン出場を果たしている。
攻守において貢献度の高い鎌田は、9月のプレミアリーグ月間最優秀選手とクラブ月間最優秀選手賞にノミネートされた。プレミア月間MVPはアーリング・ハーランドに譲ったが、クラブからの栄誉は手にした。
また、10月度もクラブ月間最終優秀選手賞にも選ばれ、2カ月連続で受賞している。
鎌田は、先月29日に行われたEFLカップ4回戦のリヴァプール戦で2得点に関与。クラブ公式は、同選手をこのように評価している。
「パレスの背番号18は、リヴァプール戦において特に重要な役割を果たし、勝利に貢献した。
チームを指揮して動きを先導し、その夜の最初の2ゴールをもたらしたのだ」
そんな鎌田は、日本代表においても必要不可欠な存在になりつつある。
実際、鎌田がピッチにいると攻撃のテンポ感やクオリティが違うのは一目瞭然だ。
また、直近の日本代表で遠藤航や守田英正の不在により2ボランチの一角を担うことが多かったこともあり、守備面でも輝きを放つシーンが多々あった。
そして、ここ数試合で頭角を現してきた佐野海舟とのコンビも見事。10月のブラジル代表戦ではこの2人がダブルボランチとしてスタメン起用され、一方が配球役を担い、他方がボール奪取に尽力した。
そんな司令塔の市場価値は推定1200万ユーロ(約20億円)とされている。
年齢的なことを考えると金額が減少することは納得だが、クラブや日本代表での活躍を考慮すると、右肩上がりになってもおかしくない。