現在、年内最後の活動に臨んでいるサッカー日本代表。負傷者が相次ぎ、ベストメンバーが揃わない状況の中でも変わらず招集される選手がいる一方で、かつて常連だった選手の姿が見られなくなっている。ワールドカップ(W杯)本大会が約半年後に迫る中、日本代表に呼ばれなくなった選手5人を紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照。[4/5ページ]
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GK:谷晃生(たに・こうせい)
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年11月22日
所属先:FC町田ゼルビア
日本代表招集歴:2025年6月
2025リーグ戦成績:35試合31失点
FC町田ゼルビアの絶対的守護神として君臨する谷晃生は、今年6月のFIFAワールドカップ(W杯)26アジア最終予選(3次予選)を最後に、サッカー日本代表から遠ざかっている。
3月に行われたバーレーン代表との一戦を2-0で制し、すでにW杯出場を決めていた日本代表は、6月のオーストラリア代表とのアウェイゲームで多くの新戦力を試すなど、大胆なメンバー変更を行った。
この試合で先発出場した谷は、キックミスを犯すなど安定感を欠くプレーが目立ち、チームも試合終了間際の失点で0-1の敗戦。結果的に、この一戦が彼の代表キャリアに暗い影を落とす形となった。
その後、7月に開催された国内組中心のメンバーで臨んだ東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会では、まさかのメンバー外。以降も代表に名を連ねていない。
そのE-1選手権では鹿島アントラーズの早川友基が活躍。以降も日本代表メンバーに名を連ね続けており、谷は完全に差をつけられた格好だ。
所属する町田でもどこか不安定なプレーが見られる谷。W杯までに鈴木、大迫敬介、そして早川という3人を超えるのは、至難の業と言えるだろう。