現在、年内最後の活動に臨んでいるサッカー日本代表。負傷者が相次ぎ、ベストメンバーが揃わない状況の中でも変わらず招集される選手がいる一方で、かつて常連だった選手の姿が見られなくなっている。ワールドカップ(W杯)本大会が約半年後に迫る中、日本代表に呼ばれなくなった選手5人を紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照。[5/5ページ]
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DF:毎熊晟矢(まいくま・せいや)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年10月16日
所属先:AZアルクマール(オランダ)
日本代表招集歴:2024年2月
25/26リーグ戦成績:0試合0得点0アシスト
現在オランダのAZアルクマールでプレーする毎熊晟矢は、サッカー日本代表からすっかり遠ざかっている。
AFCアジアカップカタール2023では5試合中4試合に出場し、そのうち3試合で先発。持ち味の攻撃センスで存在感を示し、代表定着への道を歩み始めたかに見えた。
しかし、アジアカップ終了後から一度も代表に招集されていない。その背景には、日本代表のシステム変更がある。
森保一監督は当初、4バックと3バックを併用していたが、アジアカップ以降は3バックをメインに採用。毎熊が得意とする右サイドバックではなく、右ウイングバック(WB)のポジションを軸とした布陣となったことで、立場は一気に厳しくなった。
さらに、その右WBには堂安律や伊東純也といったコアメンバーが名を連ねており、ポジション争いの構図は毎熊にとって不利なものとなっている。
今シーズンは負傷の影響で公式戦の出場がないことも痛手だ。コンディションを取り戻さない限り、代表復帰への道は開けない。
ワールドカップ本大会まで半年と迫る中、現体制のまま大きな戦術変更が行われる可能性は低いため、本大会出場は極めて難しい状況である。
まずはオランダで地道に結果を残し、W杯後の新体制の日本代表メンバー入りを狙うのが現実的な一歩となるだろう。
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