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フォーカス 3週間前

なぜ呼ばれない? サッカー日本代表に招集すべきだった5人。年内ラストの活動に呼びたかった実力者たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 サッカー日本代表は14日にガーナ代表と対戦し、18日にボリビア代表と対戦する。2026 FIFAワールドカップ(W杯)に向けて現在地を知り、チームを完成させていく期間だが、森保一監督から声がかからなかった選手も多くいる。今回のメンバーに呼ばれなかった有力選手を紹介する。※成績は16日時点。各データは『transfermarkt』を参照。[1/5ページ]
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MF:鈴木唯人(すずき・ゆいと)

鈴木唯人
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年10月25日
所属クラブ:フライブルク(ドイツ)
2025/26リーグ戦成績:5試合1ゴール0アシスト

 鈴木唯人は、今年6月のFIFAワールドカップ(W杯)2026アジア最終予選と9月シリーズに招集されたが、その後はメンバー外が続いている。

 鈴木は9月のアメリカ合衆国代表戦で先発し、前半はまずまずのパフォーマンスを見せたが、後半にトップ下へポジションを移すと精彩を欠き、評価を下げた印象も否めない。

 また、今年夏にデンマークのブレンビーIFからドイツのフライブルクへ移籍したことも大きな影響があった。

 昨シーズンはリーグ戦で12ゴール6アシストを記録して圧倒的な活躍を見せたが、ブンデスリーガではスタートダッシュに失敗していた。

 だが、それもすでに過去の話と言えるかもしれない。

 鈴木は10月23日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)第3節ユトレヒト戦で移籍後初ゴールを記録すると、同第4節ニース戦では2アシストを記録。続く11月9日のブンデスリーガ第10節ザンクトパウリ戦では、CKのこぼれ球を冷静にボレーでとらえ、リーグ戦初ゴールもマークした。

 ユリアン・シュスター監督は試合後、鈴木の苦境への向き合い方を称えた。

「鈴木にとっては本当に厳しい学びの時間だった。何度か先発を外れ、悔しさもあっただろう。

 だが、それを前向きに受けとめ、エネルギーに変えたおかげで短期間で大きく成長した。失望をどう受けとめるかで、成長の方向性が変わるということだ」

 新天地で価値を示し始めた鈴木は、2026年に森保一監督の選考を悩ませる存在になるだろう。

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