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フォーカス 3週間前

なぜ呼ばれない? サッカー日本代表に招集すべきだった5人。年内ラストの活動に呼びたかった実力者たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 サッカー日本代表は14日にガーナ代表と対戦し、18日にボリビア代表と対戦する。2026 FIFAワールドカップ(W杯)に向けて現在地を知り、チームを完成させていく期間だが、森保一監督から声がかからなかった選手も多くいる。今回のメンバーに呼ばれなかった有力選手を紹介する。※成績は16日時点。各データは『transfermarkt』を参照。[2/5ページ]
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FW:伊藤達哉(いとう・たつや)

川崎フロンターレFW伊藤達哉
【写真:Getty Images】

生年月日:1997年6月26日
所属クラブ:川崎フロンターレ
2025リーグ戦成績:34試合12ゴール3アシスト

 伊藤達哉は、2025シーズンの明治安田J1リーグで日本人最多得点を記録している。

 柏レイソルユース出身の伊藤は、2015年夏にドイツのハンブルガーSVに渡り、セカンドチームでの活躍を経て2017/18シーズンにトップチーム昇格。左サイドからの鋭いカットインとスピードを武器に、ゴールに直結するプレーで存在感を示した。

 その後、ベルギーのシント=トロイデン、ドイツのマクデブルクを経て、2025年1月に川崎フロンターレに加入。27歳にしてJリーグ初挑戦となった。

 シーズン序盤は、日本サッカーへの適応や不慣れな右サイド起用への苦戦も見られたが、シーズン後半戦に入ると完全に覚醒した。

 第26節アルビレックス新潟戦から第34節清水エスパルス戦の9試合で9ゴールの驚異的な活躍で、川崎の攻撃をけん引。直近2試合はゴールが止まっているものの、現在リーグ得点ランキングで日本人トップの12ゴールを記録している。

 伊藤は攻撃力に長ける一方、守備面での貢献が求められる森保ジャパンのシステムではやや使いどころが難しい面もある。

 ウイングバック起用は難しいと見られ、守備での評価は他の常連選手に比べて厳しそうだ。

 それでも、4-2-3-1のウイングなら伊藤の強みが十分に発揮されそうだ。特に伊藤はキャリアを通じて途中出場が多く、試合の流れを変える存在として、攻撃の切り札にもなり得る。

 現在、Jリーグで最も結果を出している日本人選手の一人。勢いに乗っている今こそ、代表で試してみたい選手だ。

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