サッカー日本代表は14日にガーナ代表と対戦し、18日にボリビア代表と対戦する。2026 FIFAワールドカップ(W杯)に向けて現在地を知り、チームを完成させていく期間だが、森保一監督から声がかからなかった選手も多くいる。今回のメンバーに呼ばれなかった有力選手を紹介する。※成績は16日時点。各データは『transfermarkt』を参照。[4/5ページ]
——————————
MF:佐野航大(さの・こうだい)
生年月日:2003年9月25日
所属クラブ:NECナイメヘン(オランダ)
2025/26リーグ戦成績:12試合1ゴール1アシスト
佐野航大は、今年6月のFIFAワールドカップ(W杯)2026アジア最終予選・インドネシア代表戦でサッカー日本代表デビューを果たしたものの、その後の定着には至っていない。
佐野は2023年夏、ファジアーノ岡山からオランダのNECナイメヘンに加入。1年目は主にウイングで起用され、リーグ戦25試合出場で5ゴール3アシストを記録した。
2年目は守備的MFとしてのプレーが主になり、負傷離脱の時期を除いてレギュラーとしてリーグ戦25試合に出場し、2ゴール2アシストをマークした。
オランダ3年目の今シーズンは、ここまでリーグ戦全試合にフル出場している。
第12節フローニンゲン戦では、ペナルティーエリア手前でパスを受けてドリブルでゴール前に侵入。角度のないところからゴールネットを揺らし、今シーズンのリーグ戦初ゴールを挙げた。
佐野航大は、瞬く間に代表に定着した感のある兄・海舟よりも攻撃的なポジションを得意とする。
狭いスペースでも局面を打開できる上、ゲームメークも可能で、複数ポジションをこなせる多彩な選手だ。
このポジションでは、守田英正が長らく不動の存在だったが、今シーズンはコンディション不良により本来のパフォーマンスを発揮できず、所属するスポルティングCPで若手ジョアン・シモンエスとの競争に押されつつある。
守田の状態が不安視される中、22歳と若く、さらなる成長も見込める佐野は、早い段階で再び代表の舞台に立たせてみたい選手だ。
