サッカーという競技の特性上、選手の能力を数値化するのは極めて困難なことだ。それを承知の上で、スタッツなどを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。ここでは初招集や復帰組が多かった11月シリーズのサッカー日本代表最新メンバーの能力値をランキング形式で紹介する。※5項目の平均値で順位づけ。平均値が並んだ場合は5項目の中でより高い数値を残している方を上とする。成績、市場価値は11月16日現在。『transfermarkt』を参照[5/5ページ]
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6位:上田綺世(フェイエノールト/オランダ)

【写真:Getty Images】
生年月日:1998年8月28日
市場価値:1000万ユーロ(約17億円)
25/26リーグ戦成績:12試合13得点0アシスト
日本代表通算成績:35試合16得点2アシスト
日本人選手で2025/26シーズンに最も結果を残しているのがフェイエノールトに所属する上田綺世だろう。
リーグ戦12試合で13ゴールを奪っており、エールディヴィジの得点ランキングでトップを独走中だ。
この好調さは日本代表にも還元されており、「88」とした能力値にも相応しい「攻撃力」で前線からチームを牽引している。
上田の真骨頂とも言えるのが「パワー」を活かした豪快なフィニッシュワークだ。
両足から放たれるパンチ力のあるシュートに打点の高いヘッドと、身体能力の高さが随所に確認できる。
日本人離れのフィジカル能力で前線のターゲットにもなることができる選手で、直近のガーナ代表戦では12戦10勝とデュエルの強さで相手を圧倒した。
日本代表の試合では「守備」における負担も大きいことから以前は試合から消えることもあったが、直近はシャドーの選手たちとの補完性の良さで得点以外における貢献度が高まっている。
所属するフェイエノールトでも2列目のオランダ代表MFセム・スタインとの関係からチャンスに関与する機会が増えており、オフザボールの質の向上も好調の秘訣だろう。
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